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富士見丘 新たな挑戦

☆富士見丘は、ロンドン大学キングスカレッジのファンデーションコースに入学できる指定校推薦を獲得。卒業と同時に海外大学への進学を保証されるわけだが、同校は、オーストラリアのクィーンズランド大学に続きこれで2例目になる。

☆昨今の産学官は、グローバル人材、グローバルリーダーを育てようと躍起となっているが、基本的には、日本のグローバル企業の本社機能の海外のハブに対する組織のあり方が転換していないから、英語を話せればそれでよいということになりがち。

☆しかし、実際には、英語以上に、海外で高等教育をうけ、そこに集まる各国の子弟と交流しながら、グローバルな視野と当事者意識の共有が必要になる。

☆そういう大胆できめ細かい海外研修を、富士見丘は着々と実現しているから、その実績が根拠となり、ロンドン大学を説得できたのだろう。

☆この3月の末、イギリス研修のあと、同校の生徒は、UAEにも立ち寄り、大使館や大学で交流し、欧米文化のみならず西アジアや中東アジアの歴史文化、なにより近代化の最先端と矛盾を体験してきている。

☆近代、ポストモダンの何が問題なのか、そこからしか本物の進路は開けない。特に西アジアは、プラトンやアリストテレス、キリスト教を生んだ欧米文化のDNAがある。どこかで、このような貴重な体験をしてきた生徒から話を聞きたいものだ。

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