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桐光学園 学びから学問へ

☆桐光学園の大学合格実績は、もはや確認するまでもなく、破格にでている。雑誌などが公表している一覧をパッと眺めただけでも、神奈川エリアでは、栄光、聖光、浅野、公文国際、桐光と5本の指に入る。

☆しかし、この中で栄光、公文国際、桐光は、学校全体で、学びから学問レベルへのソフトパワー重視のプログラムを充実している。従来の大学入試勉強で十分に進学実績は出せるが、21世紀の今日、それはハードパワーのための準備にすぎず、大学に入ったとき、あるいは社会に出たときに世界で活躍できない。

☆秋入学などの話題の背景には、ギャップタームでソフトパワーへの意識転換をしてきてほしいという本音がある。

☆それゆえ、ソフトパワー重視で進路指導も行われている上記3校のような進学校こそが、今後ますます期待されるようになるだろう。

☆特に桐光学園は、もう6年以上になるだろうか、毎月のように大学研究者を招いて、学問の場を設定している。一年が終わると、その講義集が一冊の本になるぐらいの力の入れようなのである。

同校サイトによると、今年のラインナップも決まっている。どの教授も興味深いテーマで中高生に講義をする予定になっている。

☆冨田勝さん、原研哉さん、青木保さん、川田順三さん、イ・ヨンスクさんなど、生命科学から文化や言語の世界まで幅広い学問的視野が拓かれるチャンスが設定されている。

☆そしてついに、宇野常寛さん、北田暁大さんまで登場。宮台真司さんの次の世代の世界観につながる機会が広がっている。これはものすごく大事なチャンスだ。

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