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東京女子学園 教育の質を見事に表現

☆東京女子学園は、実に≪女学生の系譜≫である。これがいかなる質感なのかは、ぜひ同校のサイトの学園ブログを見てほしい。特に「私学の驚き授業体験!」の記事は、同校の教育の質をシェアできるはずだ。

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☆この記事によると、同校を会場として、芝と共同で、私学の授業を行ったという。男子校と女子校のジョイントができるというのがなんとも興味深い。これも互いにシングルスクールがゆえにできることである。

☆このサイト記事には、頻繁に参加した生徒の会話が生き生きと表現されている。このことは何を意味するのだろうか。

1)サイトの記事がたんなるインフォメーションではなく、“situational living process”という文脈が表現されているということ。

2)参加した生徒の小さな変化の領域=「最近接発達領域」を見逃さない教師の配視がある。

3)男子も驚くほどのICTの環境がある。

☆これはまとめると、第2のIT革命ベースのネオ構成主義的学習のシステムを持っているということ。つまり新学習指導要領が目指している理想であり、同時に理想であるがゆえに公立学校の現場では達成できないだろうと早くも教育関係者があきらめている学びのシステムなのである。

☆おそらく何を言っているかわからないと言われるだろう。しかし、これは私の責任ではない。学習指導要領を作成している側が、そのコンセプトやベースの思想をきちんと情報公開するのが筋だろうから。

☆私の興味と関心は、こういう新しいそれでいて≪女学生の系譜≫などのその学校の独自の伝統を継承している私立中高一貫校を探し当てることである。

☆それはともあれ、大学進学実績という点でも、東京女子学園は伸びている。21世紀型教育の質の追求が、20世紀型偏差値ベースの教育においても成果を上げるのは、次元が違うのであるから当然と言えば当然である。

参考記事)「東洋経済を読む 本当に強い!中高一貫校2012 [01]」

※)「構成主義的学習」が東京女子学園の学びに埋め込まれているのは、英語の教育が先進的だからである。特に米国留学していた英語の教師の存在は大きい。というのは、米国で第二外国語学習方法のメソッドのベースの一つに、この構成主義的な学習方法がしっかりと暗黙知としてあるからである。つまり、ピアジェ、ヴィゴツキー、ブルーナー、デューイ、シーモア・パパート、ピーター・センゲ、ハワード・ガードナーなどの思想が米国の教育学に通奏低音のように響いているわけである。

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