かえつ有明 新局面を迎える
☆今回海外出張のため、5月20日の国際フォーラムで開催された東京私立中高協会の合同説明会に行けなったが、盟友鈴木氏(グッドスクールコミュニティサイト主宰)から驚きのメールがきた。
☆それは、かえつ有明の説明ブースが黒山の人だかりだったというのだ。氏が折を見て石川副校長に聞いたところ、最初は東洋経済やダイヤモンド、サンデー毎日などで、今年卒業した新生かえつ有明の(中学からの)一期生の大学合格実績の増えたことが取り上げられていたため、果たしてどのような教育が行われているのかと興味を抱かれたご家庭が多かったのではないかということのようだ。
☆また、氏が受けた印象としては、「男女共学でも授業は別学」という新ビジョンの大パネルに、大学合格実績を増やすだけではなく、何か新しいことを思いきってやるという雰囲気が会場内でにわかに口コミと化し、昨年の3倍以上の組数になったのではないだろうかということである。かえつ有明は、豊洲の地に移転してから、本格的に21世紀型教育に挑戦してきたし、毎年発展させているから、またまたバージョンアップを図ったのだろう。
☆大学合格実績増と21世紀型教育の促進と拡充は、生徒獲得に大きな影響を与えているというのが、本ブログの最近の色調なのだが、同校はまさにその象徴的な学校ではないか。
☆21世紀型教育の促進と拡充とは、米国や英国の教育学では、創造的才能教育のことを指すが、促進教育と拡充教育の両方を統合するのは珍しい。日本の≪私学の系譜≫ならではの特色かもしれない。
☆「男女共学でも授業は別学」とは、おそらく男女それぞれの学びの違いをリサーチし、男子は促進、女子は拡充という教育の環境をつくるということではないかと予想するが、一方でずっと別学ではなく、ある成長段階で共学にするというビジョンではないだろうか。
☆帰国したら、この新ビジョンについて、じっくり聴いてみなくては。
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