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中村中の今、そして本質(了)

☆放課後の「LADY」であるが、活発な動きが空間に形として残っていた。

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☆生徒たちの学びの空間は、つねにスタジオなのである。自らをプロデュースする空間ということ。そのためには、議論は欠かせないのである。

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☆ICTも欠かせない。可動式の机で、ラップトップで自在に対話空間を作りながら学び続ける。

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☆2階の高3のフロアーに行くと、そこもオープンな教室。廊下ではない。だから、クラスルームのドアは、ドアではないのである。ホワイトボードなのである。

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☆インサイドとアウトサイドのスイッチの切り替えは、住まう人間が行うのである。物質的な空間はしょせんは虚空間に過ぎない。とはフランク・ロイド・ライトが大好きな思想「タオ」の教え。

☆もちろん、このコンテンポラリーアートの発想は、グーグルやアップルのワークステーションの発想だろう。ジョブスが見たら喜んだに違いない。

☆なんといっても、オープンスペースは、地域に開かれている。縁側テラスが設置されているのである。

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☆七福神を巡ってきて、ここで「おやじの会」を開くというのもミスマッチのおもしろさもあるが、なんといいてもスカイツリーを眺めながら一杯やるのは素敵じゃないかと思った。がしかし、もちろんアルコールはだめだよと小林先生。

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☆空間とはあるものではなく、語りかけてくる存在そのものである。そしてだからこそ生徒は応えたくなるのである。問いかける空間、だから語りかける空間が開く。

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☆そしてその問いかける空間は、存在そのものであり、物質的空間はその射影の成せる業である。小林理事長が校門からでて歩いていると、生徒たちが走り寄ってきて、建築空間の話を語りかけてきた。ある建築家のギャラリーを訪ねてきた話である。

☆というのも、将来建築家になりたいという話を聞いて、理事長がある建築家のギャラリーの話をしたという。するとさっそく見にいったというのである。

☆問いと語り。これ以外にどんな教育の本質があるのだろうか。中村中の空間はその射影態そのものである。つまり丸ごと本質の塊だった。



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