富士見丘×聖学院×洗足学園「21世紀型教育セミナー」
☆グローバル時代の教育は、私学の時代でもある。なぜなら、グローバリゼーションというのは、国家単位で教育を決め、それを学校に指示、コントロールして行っていく時代ではない。コミュニティや個人が、「いま、ここで」の自分自身の生活が世界につながっていることを実感しながら、生きる自己を創発していく時代である。
☆こんなに生徒1人ひとりが、才能を見出し、伸ばし、自分の判断で高邁に勇気をもって、世界の人々とコミュニケーションをとりながら生きていかねばならない厳しくも生きがいのある時代はないのであると。今こそ生徒1人ひとりをサポートする教育に専念しなければならない。その環境が整っているのは、21世紀型教育を見据えている私立中高一貫校にチャンスが拓かれていると高らかに宣言。
☆第2部は、吉田先生の基調講演を受けて、パネルディスカッション。テーマは「21世紀型教育を目指す3校の教育実践報告とそのポリシーについて徹底討論」で、パネリストは、富士見丘学園大島教頭、聖学院平方校務部長、洗足学園前田校長。奇しくも日本中高連合会、東京私立中高協会、神奈川私立中高協会の重鎮の先生方が集まって熱く語られていた。確実に21世紀型教育は未来からやってきている確信を得た。そんなセミナーであった。
☆ディスカッションの柱は次のような流れだった。
①各学校の特徴 建学の精神を象徴する内容や特色
②脱偏差値(21世紀型教育)の根拠Ⅰ 世界標準のモノサシで
・偏差値志向性の無意味さ
・脱偏差値で学校を選択するとはどういうことか③脱偏差値(21世紀型教育)の根拠Ⅱ 今、中高大で何が起きているか?⇒21世紀型教育が求められている
・グローバル人材育成急務という事態→大学入試と就活を変えるには
・2015年それに伴い中高の教育も変わる→IBの日本語バージョン、秋入学、高校留学等
・20世紀型教育から21世紀型教育へ④ここが違う21世紀型教育
・中学入試問題 「思考力育成型問題」の開発
・「教授法」から「新しい学び」へ
学んだ力 学ぶ力 学ぼうとする力 共に学ぶ力 メタ認知能力
・「思春期を乗り越える」教育
イ)公立学校ではなぜ思春期を乗り越えられないか
ロ)思春期を乗り越えられないとどうなるか→いじめ・不登校・自己否定感・うつ病
ハ)シングルスクールの方が思春期を乗り越えられる理由
→ことば力を豊かにする教育 対話・世界観・教師の連携
・ドメスティック進路指導からグローバル・キャリア教育へ
イ)ドメスティックな進路指導の問題点
ロ)グローバル・キャリア教育が実現できる学校の条件⑤新しい動き 21会(21世紀型教育を考える会)
| 固定リンク
「教育イノベーション」カテゴリの記事
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(+1) 生徒の内なるトルネード(2018.06.27)
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(了) 教師力と先進的なティール組織(2018.06.26)
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(3) 知のトルネード(2018.06.26)
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(2) 知性と感性の空間(2018.06.26)
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(1)教育のキーワード(2018.06.25)
最近のコメント