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思春期学 「MICモデル」 [01]

☆思春期学のイメージ図を描いてみた。

Mic

☆Moralの軸、Intelligenceの軸、Communicationの成長を表したものである。Moralはコールバーグの道徳発達理論を、Intelligenceはブルームのタクソノミーとハワードガードナーのマルチプル・インテリジェンシィズ、Communicationの発達段階は、ハーバーマスを参考にした。

☆近代化は、すべての国民を「近代化ゾーン=Iレベル4×Mレベル8」のチャンスを与えた。しかし、それはあるとき、窮屈になる。それを超えようというIntelligence、Moralのレベルを目指す人材がでてくる。

☆そういう才能者は、きっちり型の人材やのんびり型の人材と出会い、コミュニケーションは多様な変化をする。同時にきっちり型人材ものんびり型人材も、そのような才能者と出会い鬱屈したコミュニケーションをとるようになる。

☆それよりも最悪なのは、近代化ゾーンの中で競争してしまう。優勝劣敗とか勝ち組負け組のラットレースが、このゾーンで行われる。果てしない悪無限が虚無を生み出すわけである。

☆そして、公立中高の教育では、この近代化ゾーンを乗り越えるのではなく、押し込めるという転倒した思春期学が行わてきたのである。

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