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かえつ有明 哲学入門体験

☆本日22日(日)、かえつ有明は体験授業を開催。オープニングセレモニーは、合唱部のNHKコンクール課題曲“fight !”から始まった。

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☆そして、説明会会場の体育館では、生徒会のメンバーが、自ら編集した学校パンフレットのプロセスを発表。編集工学的発想を養うのも、実はキャリア教育の一環だという。前回リハの様子をご紹介したが、本番はやはり大改善がみられた。

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☆キャンパス全体では、サッカーや吹奏楽などの部活体験、国語、英語、社会、数学、理科実験などの授業体験が盛りだくさん。受験生たちは真剣に楽しんでいた。ところで、教室に移動するには、螺旋型の階段塔を使うのだが、そこには各階の壁に窪みがあって、月替わりでギャラリーが変わる。2階はミステリーの本の紹介ギャラリー、次の階に行くと、SFシリーズなどとなっている。

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☆このような知的センスやデザイン感覚をもった先生がいるのがかえつ有明なのだなと改めて感心したが、5階に来たところで、なるほどと。

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☆興味関心から小説などの教養にいたり、最後は受験。6年間一貫のかえつ有明の学びが、階層構造で演出されていたのである。さすがはアフォーダンス理論という心理学を活用しているわけだ。

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☆ドルフィン(図書館)にはいると、ロンドンオリンピック特設コーナーが設置されていた。その時々の話題をトピックとしてデザインできる図書館司書がいるということを示している。このような教養と創意工夫が学校の教育背景にあるから、体験授業も考える楽しさを身体で感じることができるものばかりだった。

☆国語の授業は「想像と空想」の違いを問答形式で展開されていた。社会科は、さかさまにした地図を電子ボードで広げて、その意味を話し合っていた。数学は、インド式の計算の規則性を発見していた。英語は、アイデンティティとは何かについて、鉄の船と木の船を比較するところから最後はデカルトに至るまでの対話が行われた。つまり、かえつ有明の体験授業は、哲学入門体験でもあり、リベラルアーツ体験でもあった。

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☆しかし、それにしても、卵を5階から落として、割れないようにするにはどうしたらよいかというダイナミックな物理実験では、受験生はみなエンジニアになっていた。

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☆そして、生物のイカの解剖実験では、どこからこんな食欲をそそる匂いがするのかと思っていたら、実験の横で、解剖したイカを調理していた。解剖と命を大切にする授業に感動した。

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