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土浦日大中等教育学校 ここから日本は変わる②

☆教育の質。その向上に限界はない。土浦日大中等教育学校の教育の質が今尚向上している二つ目の理由は、異文化のコンパラティブスタディーである。国内と海外の研修を、きちんと比較学習という方法論で探求している。それをきちんと認識していることが、プレゼンテーションで了解できた。

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☆国内研修にしろ海外研修にしろ、グローバルな世界に位置づけて行われていることが説明会でも明快に語られていたし、パンフレットの構成もそうなっていた。

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☆一般にパンフレットというものはわかりやすさを強調して制作される。しかし、このパンフレットは、わかりやすい比較表現という広告戦術が使われているだけではない。学びの比較戦術と重ねて編集もしているのである。これは、経営の論理と教育の論理の両立を示唆するものでもあり、ちょっとした学校案内の編集にも、「ここから日本が変わる」という兆しが見えるのである。

☆それから三つ目の理由であるが、説明会でも授業のスタイルについて語られていた。説明会のプレゼンは動画が活用されていたので、下記写真にはうまく映っていないが、ディスカッションスタイルの授業=D授業が学びには効果があるということが説明されていた。

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☆これは少人数クラスでなければ成立しないので、一般の授業ではあまり行われないが、グローバルな学びを推進している同校では、このシーンは当たり前になっている。説明会終了後、会のおもてなしを手伝っていた生徒会のメンバーが、生徒会の拠点スペース(ふだんはOC室)で、施設案内をアテンドしていたアーロン先生と歓談していた。その姿は、まさにD授業スタイル。ディスカッションができるように、机が配置されているので、生徒会メンバーも自然と座して、先生と語り合っていた。もちろん英語で。

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☆実は、最後の施設見学をしている受験生親子グループが入ってきて、自然に英語でやり取りしている様子(上写真)に、ホールで説明されていたことはこういういことかと納得していた。

このあと、生徒会のメンバーにインタビューしたり、情報入試部の室長の田村先生と座談会をしてもらったりしたが、国内研修と海外研修の意義やD授業スタイルが、いかにディベートやプレゼンテーションの能力を高めてくれるのか、熱く語ってくれた。

☆学校説明会、パンフレット、生徒の様子、そして生徒の考えに一貫性があるし、ビジョンが共有されているのに改めて驚いた。土浦日大中等教育学校こそグローバルな学びのチームであり、ここから日本は変わると確信を抱くことができた。

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