富士見丘 父親が納得する説明会
☆参加者は、前年対比140%。三連休最後の日かつ猛暑であったが、受験生は大いに楽しんだようだ。説明会で吉田校長も、富士見丘はとにかく楽しい。楽しいから互いに心をひらき、相手の立場を思いやる気持ちがもてる。この日々の積み重ねは、やがて国際交流につながるんだよと。今日本はいろいろな国と交流しているけれど、石油のとれるアラブの国々と人と人の心のつながりをしていない。
☆みんなの靴の底やカバンや衣服は、ほとんどが石油が材料だし、この電燈やクーラーを動かしている電気の源も石油の場合が多いね。こんな大切な資源を持っている国とお金のおつきあいだけでは心が寒いよね。だから富士見丘はアラブ首長国連邦の女子大学と心と心の文化交流を始めたのだよと、参加した受験生に語りかけるように話をされた。
☆この「楽しい」という言葉は、富士見丘にとってはたいへん深い意味を持っている。教務部長の板垣先生は、富士見丘の生活を楽しめる教育のシステムについて話された。
☆複雑な学びの生態系になっているので、いずれ詳しくご紹介したいが、要は学びの選択肢が他校に比べてかなり多いということなのだ。そして、中1の担任の先生(OGである)のお話によると、教師と生徒が互いに話し合える関係にあることが、ますます学園生活を楽しくとするという。もちろん、この互いに話し合える関係とは馴れ合いではない。むしろオープンマインドを互いに形成しているという意味なのである。
☆最後に副教頭の重田先生が、富士見丘の先進的な防災設備について語られたが、この設備を備える同学園の生徒に対する思いこそが重要であると感じた。そして重田先生も教師と生徒の距離の近いことが富士見丘の特色であることを強調された。リスクに対する心構えは、最終的には人間と人間の良好な関係である。最初の吉田校長の話とぴったりあった。グローバル社会はリスク社会でもある。人と人の心のつながり以外に回避する術はないのである。
☆説明会終了間際、父親の一人がボソッと、「他の学校と違うなァ。Will入試どうかな」と娘に話しかけていた。
☆さて、体験授業。国語も英語も理科の実験も満杯。
☆部活の体験は、受験生もナビゲートする在校生も猛暑を吹き飛ばす勢いだった。
〇富士見丘学園の施設はエコ空間。阪神・淡路大震災の時からすでに設置。自然と社会と精神のつながりは、富士見丘学園の教育から生まれる。
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