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土浦日大中等教育学校 ここから日本は変わる①

☆今月7月8日(日)、土浦日本大学中等教育学校で第一回学校説明会が開催された。この日、茨城県内で合同説明会などと重なったが、ホールは受験生・保護者で埋まった。

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☆同校の教育の質について、本ブログでも、幾度か紹介してきた。その質は、今尚ますます向上している。その理由は何か?今回の説明会に参加して3つ発見した。

参照記事①)→土浦日大中等教育学校 最強のイノベーティブスクール [01] 

参照記事②)→土浦日大中等教育学校 高い授業の質

参照記事③)→グッドスクールの例⑤ 土浦日大中等教育学校

☆一つ目は、同校の独自の思春期学である。同校は日大グループに属しているから、全国の日大中高と日統一模試を受験する。グループ内で競い合い、切磋琢磨するわけであるが、そのデータが毎年きちんと出るわけである。すると、面白い結果がでる。中学のころは、他のグループ校と比較すると、ランキングはそれほどでもない。それが高校になると、グンと伸び最終的には、トップクラス入りする。

☆これはどういうことか?中川校長は、学力が伸びたというより、模試向きの見える学力の勉強を中学時代はしていないだけだ。では中だるみかというと、とんでもない。そうではないのである。勉強以上に重要な幅広い教養を身につけるための体験学習・研修学習や探究・議論・プレゼンなど、将来グローバル社会で活躍する基礎的な力(これは米国では、サバイバルスキルと呼ぶ)を身に着けているのである。

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☆その結果、グラフのように、中学の時から「見えない学力」を身に着け、国内の超難関大学合格力など超えて、グローバル人材力や海外大学進学のために必要な思考力など(英語は当然でのことである)を身に着けるにまで至る。逆に言えば、中学から見える学力だけ追っていると、国内大学に合格する力は身につくが、グローバル社会では通用しない。

☆今日、日本社会が抱えているガラパゴス化を、土浦日大中等教育学校は、自前で解決しているのである。さすがは、吉田松陰の最年少門下生で国際派の山田顕義の建学の精神を自覚的に継承している学校である。

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