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この夏四谷大塚入試情報を読んで学校選択を考える

☆この夏、『第2回合不合判定予備テスト参加者配布資料「2013 年入試の展望」(四谷大塚)』を読んで、学校選択を考えてみよう。別に四谷の資料でなくてもよいのだが、サイトで見ることができるので、大変便利だからだ。この中で、参照すべきデータは8ページから23ページ。

☆データとしては、首都圏の私立中高一貫校を網羅しているわけではないし、特に入試変更点はまだまだ完全に収集されているわけではないので(これは学校が最近発表したばかりであって、9月以降全貌が見えてくるから仕方がない)、学校のサイトを参照しながら見ていく必要がある。

☆見方の例を考えてみよう。20ページの入試変更のリストからみる。一番最初に五十音になっているから、まず郁文館がでてくる。

2013年度入試において、2回特奨を2/2午後に新設。定員は10名で試験教科は2・4科。グローバル力入試を2/7→2/5へ日程変更。定員配分を1回(2/1)55名→60名、2回(2/2)55名→60名、3回(2/3)40名→30名、4回(2/4)30名→20名へ変更。

☆午後入試の新設と日程の前倒し、そして日程の早い方の入試で、定員配分を増やすという入試変更が書かれている。これを確認して今度は8ページを見る。『首都圏主要校の大学「現役」合格者数の推移』の一覧が載っている。そこには、郁文館も掲載されている。

郁文館 2012‐22.7%、2011‐ 21.2%、2010‐24.0%

☆これは、表から「東京大、一橋大、東京工大、早慶上智、理科大、MARCH」の現役合格者数の卒業生数に占める割合の3年分のスコア。

☆この入試変更と合格者占有率の情報を重ね合わせれば、進学実績が伸び悩んでいるので、生徒募集の危機感が内部に存在すると推測できる。だから、生徒獲得のための入試変更というテクニックでなんとかしようとしているのが了解できる。

☆もし、郁文館が気になれば、学校サイトをみて、教育の質はどうなのか調べてみて、さらに興味がでてくれば説明会などに足を運んでみるとよいということになる。郁文館は東京の共学校だから、8/18(土)・19(日)東京国際フォーラムの『2012東京都私立学校展 進学相談会』にも参加。ブースを出展しているからまずは、フォーラムに足を運ぶということでもよい。

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