富士見丘 UAE大学生を歓迎
☆アバヤに身を包み、ナビゲートしている2人は、この交流を促進している富士見丘生。流ちょうな英語でおもてなし。
☆英語の富士見丘と言われるだけあり、理事長校長の吉田先生も英語でウェルカム宣言。生徒や先生方をUAEの方とスムーズに結びつける気遣う英語が、自然にでているのはさすが。
☆アバヤを着ているとアップダウンのときに転びそうになる、文化を互いに理解するのは難しいねとユーモアを交えながら、ナビゲータの富士見丘生は、自己紹介を促していた。
☆このような歓迎会が開催できることはすごくハッピー!であると宣言し、ここまでこれた経緯を全校生徒とシェア。そして大学生からはUAEの文化と日本の文化の親近性がプレゼンされた。
☆そしていよいよ、富士見丘のパフォーマンス。まずは書道。書道の日本の歴史の説明のあと、さっと風をきる筆さばき。
☆次は剣道部。江戸時代、長沼国郷が創設したということなど歴史を披露。もちろん英語だが、どこかラストサムライ風の英語に趣があった。真剣の説明もあり、なかなかの緊張感。
☆がしかし、壇上でいっしょに剣道体験しようという微笑ましい場面も。無邪気に面を入れるUAEの学生と面を差し出す富士見丘生のコミュニケーションは和やかな風を会場にもたらした。
☆さらにトレーニングを積んだら風船割をしようと。これには会場は笑いの渦に。
☆最後に少林寺拳法。再び緊張が走る。BGMはポップなのだが。。。
☆がしかし、ここでも少林寺拳法体験。舞台で学生をもてなす姿は、あまりに楽しげ。組手の手順を英語で説明する富士見丘生も熱が入って、日本語が混じる。その一生懸命さがまたユーモアを誘う。
☆緊張と解放、静と動のダイナミックなパフォーマンスの共演は、実は21世紀最強の日本のおもてなしの道だと言われている。ジョブスもこの道に憧れたのはあまりに有名。富士見丘生のおもてなしは、たんなるマナーを超えて、満足と幸福感をシェアできる21世紀型スキルだ。富士見丘生の作る花道に心から感謝して帰る学生の表情にそれは表れている。これから、浜離宮やディズニーシーを堪能するそうだ。こんなに湿度があって豊かな水のあふれている(大雨は実に心配だが)、日本は素敵だという。何よりも日本人のおもてなしに感謝していると。
☆富士見丘の国際交流は、英語圏だけではない。英語圏の先進諸国の命の源は化石燃料と水。これが平和を乱してきた元凶でもある。UAEの学生がなぜ富士見丘を訪れるのか?それは化石燃料を乗り越える自然エネルギーを平和交流の技術としようとしているからだ。中高段階で本格的にこの流れを教育のベースにしているのは、富士見丘なのである。このことは意外と知られていない。日本の文化はいつも海外の評価によって脚光を浴びる。今回もそうなのであろう。
☆それにしても今回のパフォーマンスの光による演出はすばらしかった。照明によって空間を演出していたのは、もちろん富士見丘生。そういえば、コンテンポラリーアートにも影響を与えた茶人小堀遠州は、光と時間と空間のデザインの天才だった。きれいさびの革命児だったのである。
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