子どもの学び 時空トンネルの入り口[01]
☆ここは時空トンネルの入り口で、そこを通り抜けると、子どもたち自身のタレントを実現する世界が広がるのである。もちろん、すべての子どもたちにこの入口は開かれている。ただし、この入口が現在どこにでもあるわけではない。そこが問題である。
☆しかし、この場では、とにかく、子どもたちは、自己実現と探究への道へ進むことができる。この場を見つけて、参加してくる子どもたちの保護者もまた、時空トンネルを探し、そこを歩ませたいと願い、行動している。
☆だから、年長であろうと、小学校4年生であろうと、保護者は楽しければよいとは思っていない。時空トンネルを探せるか、そのトンネルをくぐりぬけることができるか、ワクワク、ドドキドキ、そして不安でもある。その場は、絵画教室の先生と美大生で運営されているが、保護者も実によく協力している。いうまでもなく子どもたちも。
☆外部のコンクールにもチャレンジしているし、年に一回の成果発表のイベントも行っている。
☆その過程の中で、保護者は、先生や美大生といろいろな話をしている。中学受験をやりたいのなら、小学校3年生までで、あとは塾に行ったらどうですかというような話もでるし、幼稚園の子どもの中には慶応幼稚舎を受けて合格してしまう子も毎年いる。
☆受験のための指導はいっさいしていない。だから、受験するのであれば、専門の場を活用するようにススメているようだ。しかし、保護者は目先の合格ではなく、その先の時空トンネルを通り抜け、自己実現と一生モノの探究活動を支える知性や感性を小学校3年生ぐらいまでに身に着ける環境を探しているのである。
☆それに、受験しようがしまいが、高学年でも参加している子どもたちもいる。はやくも時空トンネルを歩み始めた子どもたちである。
☆今までは、家庭環境に依存していたから、一部の生徒にしか時空トンネルを通り抜けることはできなかったし、文科省は間違った時空トンネルを用意していた。つまりこれを20世紀型教育というが、それが21世紀型教育にシフトしたわけだから、今では図Aのような環境が広まっている。しかし、まだまだ過渡期なのである。20世紀型教育から21世紀型教育にシフトするには、さまざまな壁を乗り越えなければならない。
☆それに、上記のような絵画教室を運営する先生や美大生がたくさん生成されているわけではないから、これからである。私のお手伝いとは、この絵画教室の学びの特徴についてブレストしたり、本を探し出してきたりというファシリテータ。それから、このような学びの時空トンネルの入り口を見出したり、創出したりすること。だから、時空トンネルの入り口であるグッドスクールを探しているし、先生方とコラボして時空トンネルの入り口とそこを通り抜ける支援プログラムを創っている。
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