佼成学園女子のボランティア
☆前回「佼成学園女子吹奏楽部金賞受賞 そして3・11追悼演奏旅行に」で、同校のボランティアの様子をお知らせしたが、その詳細記事が、同校のサイトで公開された。被災地の方々の様子や気持ちも伝わってくるので、ぜひご一読を。
☆その記事には、まずこう書かれている。
生徒たちは、「1音1音を大切に」という指導を受けています。その1音で、目の前の皆さんが喜んでくださる経験をし、心を込めて演奏することで、相手に気持ちを伝えることができる。そういう音楽の大切さ、音楽の力を理解したことと思います。
☆しかし、重要なことは、この「1音」がどのようにして生まれるかである。もちろん、技術的には何度もトレーニングするわけであるが、それだけでは今回の「1音」は完成しなかった。
☆それは、この記事を読んでいただければ心に染み渡ってくる。たしかに、多くの人に支えられた追悼演奏旅行なのであるが、全部お膳立てされて、行われたものではなかった。
☆生徒1人ひとりが、仮設住宅を訪問して演奏会を紹介したり、炊き出しをしたりして絆を作っていく過程で、実際に多くの人々と話をしながら、いろいろな思いをもらっている。感謝の声もかけられているが、自分たちの思いが空回りしているという痛みも感じている。
☆ボランティアは、結局痛みを感じるたいへんな活動であり、その痛みを通してしか絆は大きくならないという厳しい活動であるが、そのたいへんさや厳しさにたじろがない佼成学園なでしこたちにエールを贈りたい。
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