学校選択で最重要なポイント

☆私立学校の先生方の話を聴いていて、学校選択で最重要なポイントは、これだっ！と感じる時がある。それは、校長・教頭は言うまでもなく、現場の先生方が「脱偏差値」を本気で行っているというのがわかる瞬間である。

☆よく模擬試験の偏差値が不遜にも低く設定されている学校で聞きき及ぶ残念な話は、

「うちの子は偏差値が低いから、そんな問題は無理ですよ」

「大学の偏差値なんて関係ないですよ、その子にあった学びで、その子にあった大学に進めればそれでよいのです。もともと偏差値が低いのだから、その軸で無理する必要はありません」

☆こんな言説は、「脱偏差値」ではなく、偏差値という社会問題を無視しているだけである。

☆こういう学校は、選ばない方がよいのだ。

☆それよりも、科学や学問の最前線の成果を、その生徒の学びの状況に合わせて、シェアし、結果模擬試験の偏差値が高くなったとか、模擬試験の偏差値は低かったけれどＳＦＣには合格したとか、そういう言説や教育実践に猪突猛進している学校を選びたいものである。

☆オリンピックのゴールドメダルは、限られているが、生徒の才能は無限に伸びる。その途中の到達点の評価はいろいろあるだろうが、死ぬまでわからないし、死んでからもわからない。諦めない教師が存在している学校が、魅力的なのだ。

☆そんな学校はどこにあるのか？グッドスクールがそうである。

参照記事）グッドスクールはどこか？

☆上記「グッドスクールはどこか？」のリスト以外に新たに発見したグッドスクールが「成立学園」である。海陽学園もそうである。ただし、海陽学園は私立中高一貫校という枠組みから、ある意味はみ出しているので、選択する場合は、他の私立中高一貫校と比較することはできない。一般の私立中高一貫校とは別格の同学園のミッションを理解する必要がある。