柔道ニッポンから学ぶコト
☆「デイリースポーツ」2012/8/5 8:04 によると、
篠原監督は北京五輪後の2008年11月に監督就任。ロンドン、そして16年リオデジャネイロ五輪への「2期8年」が既定路線だが、歴史的な惨敗を喫した以上、すべてを白紙とし、その上での続投なら納得できる。ところが最初から続投ありきを前提とした動きには「ムラ社会」「ぬるま湯」といった批判があってしかりだろう。
指揮官の首のすげ替えで解決するほど問題は簡単ではないが、「ゆとり教育はしない」と宣言して練習量を急増し、「石にかじりつく姿勢がない」といった精神論に頼る篠原監督では、4年後の変革が具体的に見えてこない。豪快で個性的な好人物でも、監督には結果が求められる。過密スケジュールの合宿で疲労を蓄積させ、肝心の本番で力を出せないのでは本末転倒。五輪以前から、選手や関係者の間では現状への不満や疑問視する声が出ていたという。
☆手厳しいコメントであるが、この箇所は、柔道ニッポンのことというより、日本の教育の話の様にも聞こえる。使っている言葉が教育に関連する言説であるからということもあるかもしれないが。
☆柔道ニッポンの組織はよくわからないが、試合終了後の選手のコメントが、他の競技の場合とあまりに違うのに、いつも驚いていた。
☆つまり、メダルがとれてもとれなくても、「金メダルがとれなくてすみません」というフレーズを連呼していたからだ。
☆誰に対して、謝っているのだろうかといつも不思議に思った。国民になら、それは違うだろう。精一杯プレイをしている選手に結果を問うことなど一般にはしない。
☆スポンサーだろうか?それならますます違うだろう。スポンサーはすでに大いに広告で利益を得ているだろうし、リスクも計算済みだろう。
☆やはりおかしい。「悔しい」というのは正直でさわやかな印象でよいが、謝る必要はない。ほかの競技の場合は、「オリンピックでプレイできただけでも幸せです。楽しめました。応援ありがとうございました!」となるわけだが、それでよいのではないか。
☆つまり、監督がどうのこうのというより、お家芸だからといって、トレーニング方法も伝統的である必要はなかったということだろう。逆に、お家芸であれば、「不易流行」という言葉を大切にしたいものである。文科省率いる教育も同様だろう。
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