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玉川学園 21.5世紀探究型学習「学びの技」研究発表会

☆本ブログでは、21世紀型教育やグローバル人材育成についてテーマを追っているが、そんなとき、玉川学園の登本先生から「新しい評価研究会」のメンバー宛にお知らせメールが届けられた。題目は『21.5世紀探究型学習「学びの技」研究発表会のご案内』である。なんと21.5世紀型とはすてきではないか。

Tamagawa

☆プログラムは次の通り。

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☆申し込みは、上記サイトからできる。

☆それにしても「学びの技」がメインテーマ。これはさすがは21.5世紀型である。というのも、玉川学園は、今話題のIB(国際バカロレア)に取り組んでいる。このプログラムは日本の教育においては、たしかに21世紀型であるが、欧米のエスタブリッシュメントにとっては、20世紀型というより、プラトン、アリストテレス以来続いている普遍的な学びのプログラムである。

☆それを、エスタブリッシュメントではない日本の子どもたちに提供しようという素晴らしい考えを持っているのが、文科省である。その先覚者として玉川学園はIBを導入。しかもすでに導入している他校とは違い、IBのエッセンスを活用して21.5世紀型の探究学習を創り上げているのだから、先覚者として意義深い。

☆おそらく21.5世紀の理由そのものである「学びの技」という発想は、アメリカ的なプラグマティズムの発想。フランスがルーツである構成主義も、89年以降、特にMITラボによって、プラグマティックな構成主義に変換される。

☆IBに対抗できるプログラムは、今のところA‐レベル(イギリス)とAP(米国)だけであるが、キャリアガイダンスの国イギリスとキャリアデザインの国アメリカとの学び観の差は明瞭である。経験主義対プラグマティズムである。

☆21.5世紀の意義というか理由は、ここにあるのだろう。つまり、IBとA‐レベル、APをぶつけ合っているのではなく、統合してしまおうということだろう。

☆さすがは全人教育の系譜である。玉川学園の創立者小原國芳の全人教育関連の書を読めば、キリストもブッダも、それらの精神は統合されている。カントもヘーゲルもそうだ。この発想はどこかジョブス的だし、あのマズローも自己実現を超える禅的な匂いを感じていた。ハワード・ガードナーもその傾向にある。

☆あらゆる価値観、考え方、美意識・・・それらをいかにして相互リスペクトができるのか。一つはパッション。もう一つはスキルシステムである。しかもギルド的ではなくオープンソースとしてというところが肝心なところだろう。未来を拓く研究発表会に期待したい。

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