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2012年9月

聖学院で第7回21会 グローバル人材教育大いに語る!

☆昨日28日(金)、聖学院小会議室で、第7回21会(21世紀型教育を考える会)が開催された。今回は新メンバーも増えたため、6回までのミーティングの内容のオーバービューと今後の21会の活動について議論された。

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学校化社会の穽と架け橋

☆就活の雑誌を見ていると、必ず「コミュニケーション能力」が重要とされているが、結局は知識や論理力で決まるのだという一般論であふれている。しかし、このこと自体はきわめて重要問題である。

☆また公立中学校と公立高校の先生方は、中学での生徒の育成の仕方をしろうとしていないとか学力がきちんと身につけて進学してきていないとか、水掛け論であふれているのも一般的である。しかしこのこと自体やはり重要問題である。

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グローバル人材モデル 望月新一教授

☆昨夜目黒のさんまをつまみ、薩摩の芋焼酎飲みながら、友人たちと対話。あっちこっち飛んだ。話題は子育てから加齢に伴う様々な病気の話までどれがテーマというわけでもなかった。

Trinitycollege

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海城学園 どこへシフトするのか?

☆海城学園は、昨年から帰国生入試をはじめ、グローバル人材育成のために邁進し、グローバルな教養教育を広く深く行っている学校である。

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IBの威力 オックスブリッジの集客装置

☆ここのところグローバル人材育成のことについて、述べていたら、イギリスの知人(もちろん日本人)からスカイプで連絡がはいった。

☆相変わらずネボケタ話をしてるねと、これまた相変わらず辛口なヤツなんだが、なるほどと。

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玉川学園 21.5世紀探究型学習「学びの技」研究発表会

☆本ブログでは、21世紀型教育やグローバル人材育成についてテーマを追っているが、そんなとき、玉川学園の登本先生から「新しい評価研究会」のメンバー宛にお知らせメールが届けられた。題目は『21.5世紀探究型学習「学びの技」研究発表会のご案内』である。なんと21.5世紀型とはすてきではないか。

Tamagawa

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人気のグローバル人材 徳生健太郎氏

☆本日の本ブログのログを見ていたら、キーワード検索でトップなのが、「徳生健太郎」。したがって、8月9日の記事「Google Japan 製品開発本部長 徳生健太郎 グローバル人材のロールモデル」が急にアクセスされているのである。

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かえつ有明 新しいノーブレス・オブリージュへ

☆9月22日・23日、かえつ有明は文化フェスタで祭りは最高潮。訪れる受験生も昨対比で250%以上ということだ。23日は、アメニモマケズ、文武両立の教育の祭典を参加者全員で堪能したことだろう。

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ここにきて有名私学のスキャンダル記事続く

☆ここ数日、青山や早稲田、中央大学横浜山手といった有名私立中学のネガティブな話題が続いている。教師個人の問題だったり、経営陣の個人的な問題だったりということで、学校組織全体はサバイブしようとするだろうし、できるだろう。

☆これまでの歴史で、同じようなことはあったかもしれないが、その度に乗り越えてきたに違いない。

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土浦日本大学中等教育学校 世界に開かれた学校

☆土浦日本大学中等教育学校を堪能できる秋がやってきた。10月14日(日)には学校説明会が、10月27日(土)・28日(日)にはオープンハウス(文化祭)が開催されるのである。同校の質の高いグローバル人材育成教育を楽しむことができる。

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八雲学園 さらなる挑戦

☆9月24日(月)、8時30分。八雲学園の朝礼は黙想から始まった。学校生活で自分と仲間と先生と楽しくも集中した時間へ移行する瞬間である。この黙想は、あらゆる場面で活用される。スイッチを切り替え、集中し内外のセンサー機能を研ぎ澄ます八雲スタイルである。

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八雲学園 時代の不安を吹き飛ばす学校

☆9月22日(土)、八雲学園の説明会が開催。首都圏の多くの私立中学で文化祭や説明会が開催されている中、多くの参加者が集まった。この時期恒例のEnglish Performanceも、さらにダイナミックに進化し、今年はコーラスやチアリーダーのパフォーマンスもあった。

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グローバル人材教育研修会[了] 今後の行方 

☆今回は、米国のグローバル人材教育については、あえて発表がなかった。SATやTOEFLの話題は多くの学校で研究済みということもある。しかし、米国のプログラムが加わると、BCとIBの特徴が見えにくくなるということのようだ。

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グローバル人材教育研修会[04] IB vs. BC ②

☆前回IBとBCの背景には、経済ベースの淘汰戦略と共創戦略があると語った。しかし、これはBCカリキュラムのグローバリゼーションがあってはじめて見えて来ることである。というのも、IB機構は基本的にNPO型運営であるし、そもそもヨーロッパの伝統に従えば、教育は税金で運営するのがベースである。したがって、そこでの淘汰戦略は市場の原理になじまないようにみえる。

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グローバル人材教育研修会[03] IB vs. BC

☆今回の研修会のおもしろさは、グローバリゼーションのダイナミックな動きに伴って、日本にやってくるIB及びBCの話しであるということ。これである。これは、黒船がやってきた当時と同じ構造のようにも見えるが、実際には、微妙に違うところもある。その差異を、私学人が共有したのが、今回の研修である。これを見抜くことによって、日本で新たなグローバル人材教育を開発する価値があるからだ。もし差異がなければ、先行しているグローバル人材教育に乗っかればそれでよい。そうでないから、おもしろいのである。

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グローバル人材教育研修会[02] 画期的プログラム

☆プログラムの仕掛けが実に画期的であった。グローバル人材育成教育というと、ここ数カ月、文科省がにわかにIB(国際バカロレア)導入あるいはそれに準じた教育を導入する学校を200校つくりたい、グローバル人材育成のためにとリリースしているから、IBのことだろうと思われる方も多いだろう。

☆そもそもIBと言ってもすぐにピンとくる人は、受験市場でも少なかったはずである。そういう意味では文科省が叫んではじめて国民はすぐに認知するという残念ながらすばらしい非自律システムが出来上がっている国である。オフショアの件もそうだったし。

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(玉川学園のキャンパスで)

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グローバル人材教育研修会[01] 全国の私学人集う

☆21日(金)、こどもの城研修室で、全国の私学人が集って研修会が行われた。主催は一般財団法人日本私学教育研究所、後援は日本私立中学高等学校連合会。日本全国の私立学校の経営の倫理を守り、教育の論理を革新していく影響力のある団体である。文科省も連合会会長吉田晋先生(富士見丘理事長・校長)に今後のグローバル人材育成について意見やアドバイスを求めるほどである。

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富士見丘学園 真のグローバル人材育成プログラム

☆富士見丘のサイトに「スペシャルインタビュー 人生を楽しくする英語」なる記事が掲載されている。アカデミックイングリッシュという新設コースを受講している在校生5人と大島教頭先生が対話しているシーン。対話の雰囲気が、まさに21世紀型教育そのものである

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21世紀型教育の対話

☆21世紀型教育のあらゆる教育活動はすべてプログラムであると述べてきた。そしてそのプログラムは「学びの方法」と「学びのモラル」の成長物語でもあると。その評価をインパクト理論とエンパワーメント評価で組み立ててみようとも。

☆さて、それらを構築する糊付けは、対話やコミュニケーションであるのは、疑いないところだろうが、この対話やコミュニケーションの種類やシステムはあまりきちんと論じられていないのも否めない。対話やコミュニケーションは大事だあ!と叫ばれているし、昨年までは熟議というイベントも国をあげて行われてきたぐらい。しかし、肝心の対話については、まずは話すところからといって、ずっとそこでとどまっている感じ。優しいパターナリズムが登場して、結局誘導されてしまうのがオチ。

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21世紀型教育の質インパクト一覧(簡易バージョン)

☆学校は、教育プログラムの塊である。そのプログラムはどこまでインパクトがあるのか。つまり、生徒にとって影響があるのか、受験市場にあるのか、教育全体へ影響があるのか、社会にあるのか、世界にあるのか。その一覧の簡易バージョン(成果は無数にあるので、広く認知されているはずの項目を並べた)をつくったので、そっとここに公表する。

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21世紀型教育 インパクト理論とエンパワーメント評価

☆人間のあらゆる活動は、意識していようがいまいがプログラムである。物語のシナリオと言ってもよいかもしれない。そんな馬鹿な!と思うかもしれないが、それは自立していない証拠なのであるから、ご注意あれ。人生をプログラムだとか物語だとか考えたくないというのは、誰かにシナリオを書かれている、デザインされているのに気づいていないこと。

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21世紀型教育スタンダード

☆21世紀型教育について、いろいろなことを書いてきたが、最近やっとまとまった。21世紀型教育の基準は、大きく2つの軸で描ける。一つは「学びの方法」、もう一つは「学びのモラル」である。ただし、この両方に「コミュニケーション」を共通分母として設定したことが今回の肝である。

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福生市市民 新しい次元の学校説明会開催

☆10月6日(土)、福生市公民館・さくら会館で、合同進学説明・相談会が開催される。私立中高一貫校のみならず、公立中高一貫校も公立高校も一堂に会する。主催は「ふっさ・子どもの未来づくり応援団(クリエイティブふっさ)」で、後援は福生市である。合同説明会イベントとしては、よくあるように見えるが、組織の立場を越えて集まり、主催が市民ボランティアで行われるというのは、従来のものとはまったく意味が違う。

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私とは何か?を正面から捉えられる学校を探すために。

☆3・11以降、私たちは、再び生きるとは何か?人間とは何か?自然とは何か?社会とは何か?そして子どもたちにとっては私とは何か?を問わざるを得ない時を送っている。しかし、にもかかわらず、一方で、世界は革命が暴徒に暴動に変わり、相変わらずテロは病むことをとめられない。一見それとは関係ないように見えるが、学校ではいじめは水面下で侵攻しかけがえのない命が消えて行っている。

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大学選び 読売の記事の妥当性と危うさ

☆読売新聞(2012年9月7日 )に、大学選びに関してこんな記事があると教えてもらった。

偏差値や学校名ではなく、教育内容で進路を選んでほしいと「大学の実力」調査を始めて5年目。高校の進路指導で様々な活用法が生まれている。調査の一覧表データと他の資料との見比べで「立体的な大学像」の把握を試みるのは、東京都立晴海総合高校だ。8月中旬の進路相談。担当の千葉吉裕教諭が看護の道を目指す3年女子に示したのは、文部科学省の「設置計画履行状況報告書」だった。大学・学部新設の規制は緩く事後点検は厳しく、が近年の流れ。点検状況をまとめた報告書は、新設の多い看護系学部の実態把握に向いているという。

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聖学院で21世紀型授業体験

☆聖学院は学校説明会のたびに、「思考力セミナー」を開講。同校は、21世紀型教育を標榜している数少ない男子校がゆえ、そのすばらしいインパクトのある教育はまだまだ知られていない。そこで体験授業を公開したのである。

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聖学院 世界を愛する生徒たち

☆本日15日(土)、聖学院で学校説明会が開催された。首都圏では100校以上が説明会を行っている。その中で参加した受験生は、道に導かれるように訪れた。戸邉校長は、今日参加した方々は、自分の内面に語りかける声を聴いたんだよと、ささやいて楽屋にスタンバイしに私の横を通り過ぎた。

☆すると、音楽の先生が、パイプオルガンを演奏。耳を澄ませば、道は開かれましたよと声が響く。バッハのコラールである。

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聖ドミニコ ショック♪

☆聖ドミニコ学園の理事長から「私の一つのショックな発見」というメールを頂いた。こんな趣旨だった。

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学校説明会 対話の雰囲気を評価する

☆学校説明会に参加して、理屈より<モラルより<雰囲気をまず感じるはずだ。しかし、雰囲気ではわからないからと、実際にトイレをみたり、教室の整理整頓をみたり、下駄箱の様子をみたり、授業見学の際には、生徒の授業モラルを気にするだろう。それは目に見えることだからだ。しかし、モラルだけではなく、シラバスや生徒の作品があったら論理的によしあしを評価しようとするだろう。

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司法試験合格発表 法科大学院等別ランキング

☆昨日11日、法務省は法科大学院修了者などを対象とした平成24年新司法試験の合格者を発表した。今年から旧司法試験はなくなるから、新司法試験と呼ぶこともなくなる。

☆合格者は過去最多の2102人だが、法務省が予定している3000人にはまだ及ばない。受験者数は8387人で、18年の試験開始以来、初めて減少したという。新司法試験のシステムでは弁護士の職がかなりの程度難しいなどとささやかれているのも影響か。おそらくデフレ経済脱却がおくれ、法科大学院の学費がかさむことの方が現実的な理由かもしれない。

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※合格者20人以上の法科大学院のところまで、はりつけた。全件は次のPDFを参照。

平成24年司法試験法科大学院等別合格者数など→「120911.pdf」をダウンロード

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文科省 国際バカロレア研究を学校に委託

今月7日(金)、文科省第2講堂で、全国の学校に呼びかけて、『平成24年度「国際バカロレアの趣旨を踏まえた教育の推進に関する調査研究」の公募について』の説明が開催された。目的は、次の通り。

 国際バカロレアのカリキュラムは、思考力・判断力・表現力等の育成をはじめ学習指導要領が目指す「生きる力」の育成や、日本再生戦略(平成24年7月31日閣議決定)が掲げる課題発見・解決能力や論理的思考力、コミュニケーション能力等重要能力・スキルの確実な習得に資するものである。
 このため、国際バカロレアの趣旨を踏まえたカリキュラムや指導方法、評価方法等に関する調査研究を行うことにより、我が国の教育の改善に活かす。
 また、グローバル人材育成戦略(平成24年6月4日グローバル人材育成推進会議)や日本再生に向けた改革工程表(平成24年7月31日閣議決定)において、国際バカロレア資格取得可能校等の拡大といった目標が掲げられていることを踏まえ、本調査研究の成果を活用することにより、我が国における国際バカロレアの認知度の向上や裾野の拡大を図り、グローバル人材の育成や将来の国際バカロレア認定校の増加につなげることも期待される。

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学校選択のためのコミュニケーション評価術

☆いよいよ学校説明会が本格的に開催される季節到来。いろいろな学校の説明会に参加し、その教育の質を見極めたいところだが、根本のところが見破れないとお困りの方も多いだろう。そこで、おススメしたいのは高田明典先生の「コミュニケーションを学ぶ」(ちくまプリマ―新書)である。小学6年生でも十分に理解可能。

Communication

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かえつ有明の合格物語は説明会で

☆かえつ有明の合格成功物語は、新しいブローシャーにかなりの程度情報公開されている。

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女子と男子 小学生児童のころから差異はある

☆小学生2年生の女子が左の絵。右は小学校1年生の男子の絵。物語を読んで、自分のイメージを絵で表現するプログラム終了後、帰りがけに落書きしたいというので描きのこしていった。

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かえつ有明型別学システム

☆来春から、かえつ有明は共学でありながら、授業は別学という新しい共学校のシステムをスタートする。すでに一期生でその強みと弱みは実証済みで、それをソフィストケートしたものとなるということだ。

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かえつ有明 教育の質が天使の雫に

☆本日8日(土)、かえつ有明は学校説明会を開催。首都圏の私立中学の説明会はおよそ90校が同時開催している。そんな中、かえつ有明のホールは満杯。そして圧巻だったのは、卒業生が母校の教育の質を語るとき流した涙。教育の質はその天使の雫で、すべてを物語った。間違いなく参加者はグッと来た。

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麻布の近況 プロセスフォリオを表現

☆「麻布の近況」はおもしろい。麻布学園の教育活動が頻繁に更新されているから、このページはいわゆる「ポートフォリオ」。欧米の教育では、自分の学びやボランティアなどの実践活動を学校組織であろうが、教師であろうが、生徒であろうが、説明する責任や義務、権利がある。それを「ポートフォリオ」というわけだから、こういうページがある学校を選択することが大事だが、イベント情報だけ頻繁に流している学校がまだまだ多い。

Azabu

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成立学園 世界に名を響かせる

☆成立学園。この夏、ロンドンオリンピック、甲子園と名を響かせた。

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桐光学園のエネルギー

☆この夏、桐光学園の野球部の活躍は轟いた。ロンドンオリンピックと重なり、スポーツの美しさ、友情、テクノロジー、そして高邁な精神。汗臭く、筋肉まかせの活動では全くないといことが世に染み渡った夏でもあった。

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富士見丘 在アラブ首長国連邦日本国大使館サイトで紹介 

在アラブ首長国連邦日本国大使館(Embassy of Japan in the United Arab Emirates)のサイトに、「富士見丘学園(東京都渋谷区)による当地学生との交流」の記事が掲載。

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東大よりハーバード 本当?

☆日経新聞 2012/9/3付に、「高校生、東大よりハーバード 海外に熱視線 世界で実力磨く」 という記事が掲載されていた。月曜日は、前日が政局や金融・経済がお休みの時が多いので、教育ネタで埋めるから、政財界が好きそうな話を挿入するのだろう。

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広尾学園の奥行きの向こうに[了]人気の秘密

☆広尾学園の勢いある人気。その秘密はエンロールメントストラテジであるが、その手法は80年代後半に静かに入ってきた手法ではない。この手法でしっかり人気を獲得し、ある一定の不動の地位を獲得しているのが渋谷教育学園である。その後、その手法については、それ以上でも以下でもないから、エントロピー増大組織であることは否めまい。

☆広尾学園は、95年以降の手法であり、最近の大学でIRと呼ばれている手法である。この手法を使うには、ICTが生徒の学校生活、自宅学習に血液のように循環していなくてはならない。多くの私立中高一貫校では、その発想がないし、かりにあってもコストの関係で二の足を踏む。市立の横浜サイエンスハイスクールが、教育の論理にそれを実行し、成果をあげ、世の中から注目浴びている。しかし、公立ゆえ、経済の倫理は不要であるから、意外と参考にならない。やはり広尾学園の研究が必要であるが、あれだけ、情報公開がされている広報活動がされていながら、肝心の部分はしっかり公開されていない。まったくもってさすがは戦略的である。

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広尾学園の奥行きの向こうに[04]

☆広尾学園は、言うまでもなく私立学校である。したがって、エンロールメント・ストラテジを遂行している。つまり理念やビジョンを重視しながらも、生徒を集める現実的マーケティングも行っている。最近では30%の大学でIRというものをやっているが、広尾学園ではすでに実現している。もっとも、私立中高一貫校でエンロールメントストラテジやIRをやっているところはほとんどない。ここに広尾学園のように勢いがある奥義があるにもかかわらずだ。

☆ともあれ、したがって、教育の理論と経営の倫理の両側面から見ていく必要がある。それは受験生やその保護者もそういう見方をしなければ、自分の子どもを守ることはできないだろう。この秋、そのトレーニングを広尾学園で、しておくとよいのではないだろうか。

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21世紀型教育のヒントは永遠の瞬間に

☆未来とは今であり、過去とは今である。今とは結局、過去を過去とするための、未来を未来とするための虚数。だから、いまここでは常に永遠でしかない。。。未来を語り、過去を語る歴史は、実際には価値観だし、思考の産物で、人それぞれのものである。それを、教科書でたった一つの考えを伝え続けるのは問題なのかもしれない。

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広尾学園の奥行きの向こうに[03]

☆広尾学園の雰囲気は、サイエンスと英語とプレゼンとロジカルというイメージが強いかもしれない。しかし、それで人気や勢いが出るというのは考えにくい。世間的な評価というか、大衆的評価というか、受験市場評価からみれば、MARCH以上の大学に現役で80%以上の成果を出し続ければ、人気とか勢いの熱がなくても、安定的に生徒は集まるだろうが、広尾の来春一期生の成果は、80%以上だろうが、まだ期待値である。たしかに、期待値とその実感で勢いはでるという見方もある。

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サイエンスに力を入れる学校を探そう

☆日経ビジネスONLINE2012年9月3日(月)に、「福島原発で活躍する国産ロボット(その1)」という重要な記事が 山根 一眞さんいよって書かれている

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広尾学園の奥行きの向こうに[02]

☆広尾学園の人気は、グローバル教育、サイエンス教育、ハイレベル教育にあるのは確かだが、本当のところはそれらの要になっているハイヤーオーダーシンキングの環境が随所にあるということだと思う。

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広尾学園の奥行きの向こうに[01]

☆広尾学園の人気も教育活動もその勢いは止まらない。新生広尾学園として開設して以来、今年6年目を迎えるから、来春中高一貫の一期生が卒業する。今春、すでに、いわゆる国公立・早慶上理・MARCH以上に現役で161名合格者がでており、現役合格率は50%強。

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グローバル人材必要なわけ リセット時代到来で

☆今朝の「おはよう日本」(NHK)で、税所篤快さん(早稲田大学の学生)が、バングラデシュに乗り込み、DVDに録画した現地の有名予備校講師の授業を、地方の貧困な学生にシェアし大学進学の支援ボランティアを行っているのを見た。

☆このことについて、すでに日経ビジネスONLINEで、日経記者伊藤暢人さんが、一橋大学の米倉誠一郎教授にインタビューしてまとめている記事がある。実に参考になる。税所さん自身も同じシリーズで書いている

☆ここにもグローバル人材が活動しているのである。

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