福生市市民 新しい次元の学校説明会開催
☆教育組織の立場が違っても、子どもの学びの場としては同じ思いであるということなのである。市民によるコラボレーションとは、本来考え方や価値観が違っても、デモクラティックな価値観を共有していればできるものであるという一つの新しい市民活動の表現であると思う。
☆市民活動はどうしても組織上インセンティブが、内面的モチベーションに限られるから、ともすると、一つの信念が膨れ上がり、そのパターナリズムというデモクラシーとは真逆のメンタルモデル、ありていに言えば、立場で動いてしまって座礁しがちであるから、ここまでに至るその過程は、たいへんな苦労があったと思う。
☆しかし、それは絶え間ぬ対話によって、合同進学・相談会ではあるが、未来の子どもにとって、グローバリゼーションに飲み込まれない生活を構築していくのに必要な学びとは何かを、参加したステークホルダー全体で考えようというミッションをシェアしたプログラムに到ったのだろう。
☆しかもさらにすごいのは、参加校の地域が福生市だけではなく、神奈川県や埼玉県にまで県を越境しているということである。学校が主体ではなかなか難しかったことが、自治体が市民ボランティアにエンパワーしたことによって、このような斬新なプログラムができたとは、新しい時代を感じざるを得ない。
☆このような気風や気概を感じる学校が、東京西部に集結しているということでもあろうか?現状はそうでなくても、これからそうなるビジョンを持っている学校もあるだろう。自分の学校の利益を越えて、未来の子どものための学びについて、社会的インパクトが炸裂することを期待している。
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