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IBの威力 オックスブリッジの集客装置

☆ここのところグローバル人材育成のことについて、述べていたら、イギリスの知人(もちろん日本人)からスカイプで連絡がはいった。

☆相変わらずネボケタ話をしてるねと、これまた相変わらず辛口なヤツなんだが、なるほどと。

☆というのも、日本では、ケンブリッジやオックスフォードは、ハーバード大学と同レベルだと思われているだろうが、それはグローバルな世界での話で、日本という国の生徒にとっては壁がありすぎるというのだ。

☆ハーバード大学は、もちろん難しいけれど、日本の高校生が、イギリスのオックスブリッジ以外の大学へ進む方法や準備と実はそれほど変わらない。しかし、オックスブリッジは、日本の高校生には、難しい以前に、アプリケーションが揃わないのだと。

☆インターナショナルスクールだとIB(バカロレア)がある。米国の高校生だとAP(Advanced Placement)がある。イギリス本国の場合はAレベル(Advanced-level)がある。

☆これらが一体なんだというのだろうと聞くと、オックスブリッジ以外のイギリスの大学やヨーロッパの大学は、日本の高校の卒業の資格と語学の力があればトライできる。米国だとそれにSATとかやはり語学力を証明する資格があれば、トライできる。

☆しかし、オックスブリッジは、AレベルかIB(バカロレア)かAP(Advanced Placement)のハイスコアが必要であるけれど、スコアがハイだとかロウだとかいう前に、そもそも日本の一般一条校では、現在どの資格も取得できない。よって、日本の一般一条校から、オックスブリッジにトライすることはできない。

☆だから、グローバル人材育成と言いながら、「国際バカロレアの趣旨を踏まえたカリキュラムや指導方法、評価方法等に関する調査研究を行うことにより、我が国の教育の改善に活かす。」などと言っているのは、IBを導入することではなく、あくまでエッセンスを研究して日本のお家芸の翻訳文化にしてしまおうという、またまたガラパゴスの動きなのだと。

☆それでも、日本の子どもたちすべてにそのエッセンスが行きわたることはすてきではないかと思うがというと、まあそれはそうだけれど、柔道と同じではないかいと。素晴らしいけれど、世界に通じないでは、もったいないよと。

☆いずれにしても、IBは、オックスブリッジにとって、世界のエスタブリッシュメント集客装置だったということ。それ以外の大学は、世界の生徒が入学しやすいように、教育で経済を豊かにしようというわけか。だから認定甘くしてビザの発給取り消し事件なんて起こるのかあ~。

☆しかし、まて、これと同じようなシステムがフランスにもあったなあ。グランゼコールがそれだ。大学まではあふれるほど簡単に入れるが、そこから先は熾烈な争い。フランスのエスプリとかイギリスのアイロニーとかは、この熾烈なemulationの深層にあるルサンチマンから生まれているのだろう。ニーチェが自ら経験して、この言葉を放出したことなのかと今さらわかったような気が・・・。

☆とにもかくにも淘汰競争原理は凄まじきかなである。なんだか、ゾーッとしつつ、やはりプラグマティズム万歳!ローティをまた読もうか!閑も頭もないが。。。。。。

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