麻布の近況 プロセスフォリオを表現
☆「麻布の近況」はおもしろい。麻布学園の教育活動が頻繁に更新されているから、このページはいわゆる「ポートフォリオ」。欧米の教育では、自分の学びやボランティアなどの実践活動を学校組織であろうが、教師であろうが、生徒であろうが、説明する責任や義務、権利がある。それを「ポートフォリオ」というわけだから、こういうページがある学校を選択することが大事だが、イベント情報だけ頻繁に流している学校がまだまだ多い。
☆特に麻布の凄いところは、公開されている情報の中に、どのようなプロセスで学びが行われているか簡にして要を得た表現をしている箇所がある。
☆最近では情報の授業で、生徒がプロトタイプを作成→議論によってブラッシュアップ→再構築したものをプレゼンというプレゼン授業のプロセスそのものが公開されているページがある。
☆これは、ハワード・ガードナー(ハーバード大学教授)の語る「プロセスフォリオ」である。ポートフォリオの奥行きバージョンで、ガードナー教授は、21世紀型教育はプロセスフォリオまでが必要だという。
☆この情報公開によって、麻布は広く新しい学びのモデルを発信しているわけだから、それを学ぼうとする学校に寄与しているわけである。プロセスフォリオは、ソフトパワーの公開でもある。こういう学校を探そうではないか。
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