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土浦日本大学中等教育学校 世界に開かれた学校

☆土浦日本大学中等教育学校を堪能できる秋がやってきた。10月14日(日)には学校説明会が、10月27日(土)・28日(日)にはオープンハウス(文化祭)が開催されるのである。同校の質の高いグローバル人材育成教育を楽しむことができる。

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☆グローバル人材育成の教育のレベルの高さは、まずは受験英語を越えた本物の英語教育があるかどうかである。同校の英語教育は、多くのネイティブスピーカーと授業以外での時間でもコミュニケーションがとれる環境にある。

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☆また、リサーチ学習が徹底していて、イギリスやアメリカの研修旅行に臨む際の幅広い準備学習は、今文科省も騒いでいるIB(国際バカロレア)なみのプログラムが行われている。

☆これらの英語環境だけでも、他校にはないレベルの高い英語教育であるが、大事なことはグローバル人材を育成することである。それには、グローバルとローカルを「結」びつける高感度な問題意識の養成とそれを解決する思考力を育成することは必須である。

☆そのために、土浦日本大学中等教育学校は、文化祭に向けて、一年がかりでディベートの準備を行う。生徒の進路は国内外、いずれも選択でき、人生は国内外を包括する世界に開かれている。

☆したがって、選択する進路の場によって言語が選択される。つまり日本語と英語でディベートは行われるのだ。もはやこの段階で、たんなる英語教育ではないことが了解できるだろう。ディベートは、ふだんのインタラクション(グローバル人材のコミュニケーションのスタイルである)を土台に、リサーチとクリティカル・シンキングによって世界に通じる思考力を育成する最高レベルのトレーニングである。

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☆もちろん、ディベートであるからコンテストがある。その模様はオープンハウスで堪能できる。この行事は繰り返すまでもないが、文化祭のために行われているのではない。オープンハウスは、土浦日本大学中等教育学校のすべての教育の結晶の発表の場であり、同校の教育を丸ごと体験できる空間である。

☆ところで、グローバル人材育成の話題は、政財官学界で盛り上がっているが、土浦日本大学中等教育学校の教育と決定的にちがうところがある。たしかに東大や一橋、岡山大学などグローバル人材を育成するための特別なコースや留学支援をしようという話がでているが、そういうプログラムは同校にもある。

☆オールイングリッシュで講義をやろうという動きもあるが、同校の中川校長の「道徳」の時間でも英語が活用されるほどであり、オールイングリッシュと気負わなくても、英語を活用するチャンスはいくらでもある。

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☆つまり、同校はグローバル人材育成の環境を開設以来、すでに創り上げてきているのである。その証拠に海外大学へ進学する生徒は圧倒的に多い。しかし、それはこのような環境がゆえに当然のロードマップであり、そのために教育を創っているわけではない。

☆大事なことは「社会を変える」気概である。国内外の世界で「ないがしろにされている人々」の痛みをシェアし、それをなんとかしたいという思いが、リサーチやクリティカルシンキングを促進し力づけるのである。

☆それが土浦日本大学中等教育学校のグローバル人材教育の真骨頂である。矛盾だらけの淘汰社会を変えようともせず、その中で日本がどうやってサバイバルするかのみを目標とする政財官学界のグローバル人材教育観とは似て非なる教育である。

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