富士見丘学園 真のグローバル人材育成プログラム
☆富士見丘のサイトに「スペシャルインタビュー 人生を楽しくする英語」なる記事が掲載されている。アカデミックイングリッシュという新設コースを受講している在校生5人と大島教頭先生が対話しているシーン。対話の雰囲気が、まさに21世紀型教育そのものである。
☆最初「人生を楽しくする英語」というからには、何かおもしろいゲームや教材のPRかと思ったが、読んですぐに自分の浅薄な発想を恥じた。彼女たちは、世界の中に立っている自分を、いまここではやくもイメージして対話している。すでにグローバルな地平に立っているのである。
☆ひと、もの、情報というものが世界中自由に行き来しているグローバルな財産であるという感覚を、富士見丘に居ながらにして、持っているのである。
☆今までも富士見丘は、真の国際人育成の教育をしてきた。しかし、世の中は、その言葉の重みを察知するセンサーを持っていなかった。受験英語で十分だと思ってきた。しかし、ここにきて、受験英語が全く役に立たないことを痛感するようになった。
☆いよいよ本格的に景気後退に入り、GDPは右肩下がりになってはじめて、日本はガラパゴスではだめだと気づいた。しかし、そのときにはすでに遅し。スマホの分野やソーシャルメディアの領域などITソフトパワーばかりではなく、日本のお家芸であったシロモノ家電でも敗退。
☆政財界は、あわててグローバル人材育成を!高校から留学を!海外大学留学を!それには秋入学にしよう!IB日本語バージョンを取り入れよう!そのためにIB研究校を!と喧しい。
☆しかし、どれもグローバル人材育成のプログラムとしては、他国より遅い。つまりグローバル教育後進国になっていることに愕然としている政財界である。
☆そんなとき、富士見丘の真の国際人教育、今で言う真のグローバル人材教育は、先行しているのである。海外の大学に進学するのにIBを活用する必要はないのである。政財界がIBというと、海外大学に行くのにIBしかないかのような雰囲気になるのがこの国の空気である。
☆多種多様である。個人で頑張っていくコースもあるし、エージェントに頼む学校もあるだろう。国策によるコースを頼みにする学校もあるだろう。富士見丘のように学校が独自にそのコースを開拓してるところもある。もっとも学校が独自で開拓できる知恵も体力もあるところは圧倒的に少ないのであることは知っておいた方がよい。
☆なんでも学習指導要領のように一律グローバル人材育成プログラムが配られていると思ったら大間違いである。
☆おっと、話がだいぶ横道にそれてしまった。ともあれ、この対話を読むことをおススメする。コミュニケーションによって人は成長する。それが「人生を楽しくする英語」の極意であるというのである。受験英語とはまったく違う破格な英語教育に目からウロコである。
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