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変わる教育[04] 東大 3割辞退時代

☆東大に入学するのを3割の学生が辞退。強烈な変化だ。といっても、日本の学生の話ではない。東大より欧米大を選択した秋入学の海外学生の話。読売新聞 10月3日(水)16時54分配信によると、


東京大学で今月から始まる、初の学部レベルの海外学生向け秋入学コースで、合格者の3割が入学を辞退していたことがわかった。欧米の有力大に流れたという。国内では合格者の入学辞退が1%未満の東大も、秋入学では国際的な学生獲得競争にさらされることが浮き彫りとなった。

☆グローバル人材育成をしっかりしないと、こういうことになるという当たり前の話も、実際に起こるまでは実感しないのが文科省。教育を早急に変えなくては!

☆もっとも、今日のNHK「クローズアップ現代」では、MITメディアラボ所長伊藤穣一氏が、世界を変えるイノベーションの話で大いに盛り上がっていた。愛称はJoi。東大とは無縁。米国の大学も中退。コスモスのエリートとは無縁で、カオスの中でイノベーションを見つける。

☆そのためには、コスモスで暮らすのに違和感を抱く優秀な人材どうしをつなぐコネクターの才能が必要。異質な人間どうしが出遭った時に、Joi自身が想像していないものが生まれることをいつも期待していると。

☆そんな魅力がなければ、人はつながらない。東大が教養学部でスタートさせる秋入学コース「PEAK」は、英語による授業のみで卒業できるが、その魅力がないから、魅力のある海外の大学を選択。よって30%も辞退。

☆東大秋入学コース入学者の出身国・地域は以下の通り。

シンガポール 6人

韓国 5人

日本 4人

中国 4人

オーストラリア 2人

フィンランド、ポーランド、台湾、イギリス、アメリカ、ベトナムは各1人ずつ

☆日本からでも受験可能。結局この秋入学は、日本人のための入学コースになってしまうかもしれない。いずれ一般入試の方も秋入学にシフトするらしいし。。。

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