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変わる教育[07] 海城学園 改革サードステージ着々

☆昨夜、夜中から海城学園の中田教頭とメール対話を行った。きっかけは、本ブログの「海城学園 どこへシフトするのか?」 。この問いに対して、中田教頭は丁寧なメールによって思想を開陳してくださった。世界を飛び回っている先生からそのようなメールをいただき、感謝すると同時にその気概と知的体力に敬服する。

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☆話はあまりに深い教育プログラムの話とあまりに広いグローバルな視野の話であり、その両者の接点をめぐる「第三の道」の海城学園の教育戦略の話であった。したがって、この重要な話は、今後中田教頭ご自身がいろいろなチャンスで話されるので、ぜひ21世紀型教育に関心のある方は、中田先生のオッカケをしていただきたい。

☆ともあれ、メール対話は、インターナショナリゼーションを前提とした「グローバル人材観」と、グローバリゼーションを前提にした「グローバル人材観」の違いについて、中田先生ご自身のフィールドワーク(複数の取材)によって得た質的リサーチと私がネットサーチした量的リサーチの結果を重ね合わせて検証していくなど、大変スリリングであった。

☆サイトやソーシャルメディアはまだまだデノテーションレベルの言説を使わざるを得ず、コノテーションの深層に互いに到るには、メールなどの対話によるのが最適な方法であると確信できた瞬間でもあった。

☆さて、そうはいっても、海城学園のサードステージの改革が着々進んでいる内容をすぐにも知りたいという方もいらっしゃるだろう。バレクセル「中学受験スタディ」の 「男子校特集」に、開成の柳沢校長のインタビュー記事と海城学園の中田教頭のインタビュー動画が対比されているので、そちらをごらんいただきたい。

参照→バレクセル「中学受験スタディ」の 「男子校特集」

☆20世紀型知識人柳沢校長と21世紀型知識人中田教頭のコントラストが鮮明に描かれている。「中学受験スタディ」の編集者なかなかやるな。。。

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