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変わる教育[12] 世銀 日本のグローバル人材にラブコール

☆国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会が明日9日から14日まで東京で開催。日本が国際通貨基金(IMF)・世界銀行に加盟して60年。48年ぶりに東京で開かれるそうである。このチャンスを生かすために、世銀は日本人の採用を本格化するという。時事通信(2012年10月8日)によると、

途上国の開発支援を通じて貧困撲滅を目指す世界銀行が、日本人を対象にした採用活動を本格化させていることが7日までに、分かった。「多くの日本人にグローバルな舞台で活躍してほしい」(人事担当者)としており、東京で開催される国際通貨基金(IMF)・世銀の年次総会に合わせて社会人向けセミナーを開催、人材発掘に力を入れたいとしている。
 担当者によると、日本は世銀への出資が米国に次いで2番目に多いが、世銀グループで働く日本人は「ごくわずか」。世銀は途上国出身者や女性に加え、活動への貢献度が高い日本からの採用も大幅に増やしたい意向だが、「応募が少ない上、面接を突破できる人が少ない」のが実情だ。他国の候補者に比べ、英語力や海外経験、大学院修了などの経歴で差がつくケースが多いという。

☆世銀における仕事が、IMFのラガルド専務理事の「今の世界はまるでジグソーパズルだ」と言うほどの問題を解決することにはならないだろうが、その糸口を見つけることはできるだろう。

☆ラガルド氏は「危機の震源地」と名指しするのが欧州だが、そこからの地震は、世界にダメージを与える。

☆20世紀近代をあとから追いかけてそれなりに成長した日本である。その問題解決の使命を抱くのも当然である。しかも地震国日本だから編み出せる良策もあるだろう。政財界が育てようとしているグローバル人材だけではなく、世銀などの国際機関が育成するグローバル人材に良策を期待しようではないか。

☆そして、国内に控えている大人たちは、未来のグローバル人材を育成する最適の環境を整えたいものである。

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