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変わる教育[27] 「マクドナルドおまえもか!」の意味

☆ 日経新聞(2012/10/21 6:00)に 「マクドナルド、お前もか 世界同時減速の影」という記事がある。

 マクドナルド、お前もか――。金融危機後の力強い業績回復をリードしてきたグローバル企業の代表選手。そのマクドナルドの収益が失速し始めた。7~9月期の売上高は3年ぶりの減収となり、純利益は前年同期比3%減。世界経済の同時減速の影が、危機後の勝ち組企業の決算にも及び始めたか。

 「金融危機が始まった2008年に、今のように不透明で脆弱な状況がずっと続くと考えた人はほとんどいなかっただろう」。19日の決算発表の電話会議。ドン・トンプソン最高経営責任者(CEO)は先行きにひときわ慎重だった。「明らかに『ニューノーマル(新たな普通)』の経営環境にある」。ニューノーマルは、厳しい金融危機を経験した世界経済が、過去の常識が通用しない領域に入っていることを意味する言葉だ。

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☆1993年に社会学者リッツアが世に出した「マクドナルド化する社会」。フォーディズムとウェーバーのいう官僚制をベースにした究極のカンパニー。アメリカナイゼーションからグロバリゼーションへの転換に成功したグローバル企業。しかし、

ドル高、コスト高、競争激化――。常勝マクドナルドに吹き始めた3つの逆風。

コスト面では、干ばつなどによる穀物高の影響が出ている。

インフレによるコスト上昇が先行することを警戒すべき地域も出てきた。

米国内では、ファストフードとファミリーレストランの中間的なファストカジュアルとの競合も目立つ。中国では「ケンタッキー・フライド・チキン」などを擁するヤム・ブランズの方が勢いがある。

得意とするコスト削減も、いよいよギリギリに近いか。

☆もちろん、起死回生の企画を次々出すが、「単価下落、宣伝費増で利益率は圧迫される」ということである。

☆しかし、マクドナルド失速の本当の理由は、経済要因にあるのではない。むしろ、ドン・トンプソン最高経営責任者(CEO)が言っているように、「ニューノーマル」の経営環境にこそあるのである。この「ニューノーマル」の時代とは何を意味するのだろうか。人間回復の時代と簡単にはいえないだろうが、リッツアが言っているように、マクドナルド化は合理性の極致に非合理性が起こるという事態なのではあるまいか。

☆理性の究極の合理化は怪物を生むとは、ニーチェが言っていたか、ホッブスが言っていたか・・・。ルソーなら、だからそんなものは捨てて一般意志に素直に従ったらあ~となるのだろうか。

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