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変わる教育[32] 富士見丘 決勝進出「ザイード・フューチャー・エネルギー賞」

☆富士見丘学園は、2013ザイード・フューチャー・エネルギー賞グローバル高等学校部門で、決勝進出。ファイナリストに選ばれた。

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☆すでに、本ブログでも、富士見丘がUAE(アラブ首長国連邦)の「さくらクラブ」の大学生の歓迎会を開いたり、富士見丘の生徒自身が、今春すでにUAEを訪問したりして、UAEと国際交流を深めていることはご紹介した

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☆しかし、ザイード・フューチャー・エネルギー賞に応募し、ファイナリストにまでなっているとは驚愕。国際国流の王道とはこのことではないかと思う。優勝すれば今後の環境活動のリーダーシップを高めていくために、賞金が10万ドルだというから、高校生がチャレンジするコンテストとしては破格である。

☆審査委員会会長は、アイスランド大統領のオラフル・ラグナル・グリムソンが務め、また、その会員には元韓国大統領の韓昇洙、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)事務局長のアドナン・アミン、南アフリカ共和国エネルギー相のエリザベス・ディプオ・ピーターズ、元モルディブ共和国大統領のモハメド・ナシード、マスダール社会長のアハメド・アル・サエグ、マサチューセッツ工科大学(MIT)学長のスーザン・ホックフィールド、アカデミー賞受賞俳優で環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオが務めているという。力の入れようがよくわかるメンバー構成である。

☆ザイード・フューチャー・エネルギー賞 広報事務局によると、

2008年にマスダール社により設立され運営されているザイード・フューチャー・エネルギー賞は、環境保全を重視し、それをアラブ首長国連邦の歴史と伝統として位置付けたアラブ首長国連邦の創設者で初代大統領の故ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーンのビジョンを象徴するものです。毎年開催されるこの賞は、再生可能エネルギーと持続可能性に革新、長期的ビジョン、リーダーシップをもたらした貢献を称えるものです。

ザイード・フューチャー・エネルギー賞は、世界の環境問題解決に関してもっとも革新的で、先見的な主導者から対象を選出してきました。この賞の受賞者、候補者、その他の参加者たちの様々な解決策により、数多くのプラス影響を環境に与えてきました。参加者はエネルギー消費量削減、温室ガス排出量削減、そしてクリーンで再生可能なエネルギーの生産を増やすための革新的な解決策を見つけてきました。今後もザイード・フューチャー・エネルギー賞は、エネルギー関連の発展に貢献し続ける人々を称えていきます。

変化し続ける業界に今後も対応するために表彰部門を増やし、2012年は下記の部門で表彰を行います。

・大企業部門     :表彰(報奨金無し)
・中小企業      :150万ドル
・非政府組織(NGO)   :150万ドル
・生涯功労賞     :50万ドル(候補になるには第二者からの推薦が必須)
・グローバル高等学校賞:50万ドルを5地域(アフリカ、アジア、南北アメリカ、
            オセアニア、欧州)で分け、1つの学校で最大10万ドル

グローバル高等学校賞は、国連事務総長の「すべての人のための持続可能エネルギー」のイニシアチブに関するアラブ首長国連邦の取り組みでもあります。応募する高等学校は、イニシアチブのテーマである再生エネルギー、エネルギー利用、エネルギー効率のうちひとつ以上に関わるプロジェクト案の提出を求められます。

☆2010年の同賞受賞者はトヨタ自動車株式会社株式会社で、東芝、シャープ株式会社、JXホールディングス株式会社、ソーラーフロンティア株式会社など日本有数の企業がこの賞に挑む環境活動を行っているようだ。そして、グローバル高等学校のアジアのファイナリストは次の3校。

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☆このサイトで、富士見丘の環境活動リーダーとしての取り組みは、次のように紹介されている。

Fujimigaoka Educational Institute is a private girls’ school, located in Shibuya Ward, Tokyo. The school was founded in 1940.  A new school building, completed in the year 2000, gives students various opportunities to understand environmentally considerate ways of living.  For example, filtered rainwater is used in the washrooms and all the toilet rolls they use come from recycled waste paper collected in the school.

The Great East Japan Earthquake (2011) prompted the school  to set up a project team, whose goal is to arouse students’ interest in a “sustainable society”.  The project team, namely the eco-activity committee, consists of seven student leaders (Grade 9 – Grade 11), with the support of three teachers.

The school train its students to become efficient eco-activity leaders, through these three activities.

(1)  Compost activity: A school and community-involved project where various rubbish materials are converted to compost.
(2)  Global Environment Meetings: After conducting web meetings with sister schools, Fujimigaoka Educational Institute issues a report on each nation’s approach to the problem.  The school aims to hold a “2015 Global Environment Meeting”.
(3)  A “Global Environment Library”: DVDs on environmental problems are collected in the library for further study on next-generation energy.

☆コンポストで生ごみを有機肥料にしてきた学内の環境活動を、地域→社会にインパクトを与えていこうという流れについては私も知っていた。地球環境図書関連の資料を収集しているというのも、それはそうだろうなあと推測に難くない。

☆しかし、姉妹校を中心に2015グローバル環境会議を行っていくプランについては、言われれば、女子校としては世界のジェンダー問題解決を使命にしているからそうだろうなあと思うし、同校の論文指導を想起すればなるほどと思うが、それにしても破格な動きで、ワクワクする。国連ミレニアム宣言に対応して動くだろうから、次のような目標に関して議論していくのだろう。

1. 極度の貧困と飢餓の撲滅 
2. 普遍的初等教育の達成
3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
4. 幼児死亡率の削減
5. 妊産婦の健康の改善
6. HIV/エイズ、マラリアその他疾病の蔓延防止
7. 環境の持続可能性の確保
8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進

☆世界にインパクトを与えるプログラム。真のグローバル教育というほかあるまい。

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