変わる教育[38] 富士見丘 決勝進出「ザイード・フューチャー・エネルギー賞」②
☆すでに富士見丘の「ザイード・フューチャー・エネルギー賞」決勝進出のニュースはご紹介したが、同校サイトでその経緯が詳細に記述されているので、そちらをご覧いただくこともおススメする。
2008年に創設された同賞ですが、本年度は過去最多の579件の応募が集まったそうです。アジアで3校、世界中で9校の「グローバルハイスクール賞」ファイナリストの1校に日本で唯一選ばれたのは、雨水をろ過して使用するトイレの洗浄水、太陽光発電のモニタリングシステムなどの校舎・設備に加え、生ゴミをコンポストによって肥料に変える「生ゴミ循環システム」運動を生徒たちが地域の皆さまと共に取り組む姿勢や今後の活動ビジョンが評価された結果だと思われます。
☆この賞がいかに世界で注目されているかがわかる。太陽光発電のモニタリングシステムの一部は、校門右手を見れば、一目瞭然である。
☆同校の環境教育への取り組みは、自然や社会、人間に対する寛容な構えを養うと同時に、防災教育などのリスクマネジメントとも重なるものでもある。
☆つまり、自然に畏敬の念を抱き、社会の正義を守り、人間へのリスペクトを大切にしながらも、自然の猛威、社会の怪物化、人間の疎外化などの影の部分にも注意を払うことを忘れてはいけないのだということだろう。
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