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2013中学受験【08】 芝浦工大中学 サイエンティスト育つ学校

☆以前書いた「変わる教育[29] 工学部が変わる 理系のパラダイム転換」で、こう書いた。

NHKの番組に参加していた学者先生が、コミュニケーションが大事だとか、少人数制の授業でないとそれは育たないとか、相変わらず寝ぼけたことを言っていたが、大事なことは、コミュニケーションすべきコンテンツの価値を持っているかということであり、1000人の教室でもサンデル教授のようにアクティブラーニングは可能なのがグローバリゼーションなのである。少人数も必要だが、大教室での講義を活用できることも重要だという意味。

それには価値あるコンテンツを持っているかである。そしてこのコンテンツが、水というモノづくりではなく、水やパソコン、上下水道、浄水などのシステム全体の関係構築力というコトづくりにシフトしているのが、グローバル人材の持つべき価値の時代ということなのである。

これは、20世紀を支えてきた日本の工学部の発想が大転換することも意味する。すでにナガオカの水を経巡るシステムは、自然のエコシステムを工学的発想で再構築したものであり、生態系という関係構築力を示唆しているわけだから、工学発想が転換している。

☆公開模試では、それほど動きが見えないが、首都圏模試の志望校登録者数をみると、グッドスクールとしての芝浦工大中の人気が急上昇という雰囲気である。

☆その理由はというと、モノづくり国家日本がモノづくりを基本にしつつもそのパラダイムを転換する事態に直面しているまさにそのときに、その希望を体現する教育を完成させたからである。

☆それはサイエンティストを育成する直接的なプログラムを実施しているし、分析屋ではなく、自らサイエンスをつくる生徒を育成するということが、わかりやすいマンガ表現でも表されているが、大坪校長の動画メッセージでそのビジョンが明快にプレゼンされている。

☆もともと、芝浦工大は、コミュニケーションをとても大切にしてきた。そして英語教育も、将来の科学者は論文を英語で書くという発想で、20世紀末から力を入れてきた。芝浦工大の都市工学やロボット工学の教授陣と協力するスペシャルな講座も積み上げてきた。

☆それらが、一挙に花開いたということだろう。東京都市大付属といい、芝浦工大中といい、工学系大学の付属中学は、本物サイエンティストを育てるという意味で、日本の未来をつくる人材を輩出するだろう。

☆もちろん、芝浦工大はそのルーツからいっても鉄研は健在である。

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