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2013中学受験【09】 聖ドミニコ学園 教師も気づかぬ生徒の才能?

☆聖ドミニコ学園。幼小中高一貫校ゆえ、知る人ぞ知る中高一貫システムを構築している学校。幼稚園から1学年80名。全体としては1200人だが、中高となると480人と少人数。小学校までは男女共学だし、家庭も海外転勤族も多い。また留学する生徒も多い環境。

☆だから、最終的に高校を卒業する生徒は80名よりも少なくなる。今年も高3は70名弱である。

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☆小規模な学校の最大の特徴は、モンテッソーリ教育を行っている幼稚園から高校まで、児童・生徒同士、児童・生徒と教師、母親も父親も対話に満ち溢れているということだ。

☆この対話、もう一つ加わる。それはカトリック学校がゆえに、子どもたちはみな世界と対話することができるのだ。

☆もちろん、フランスからニュージーランドから各国からの交換留学生が頻繁にやってくるとか海外研修や留学体験をする生徒が多いということもあるが、何と言ってもミサの中で行われる共同祈願である。

☆この共同祈願を複数の生徒が行うが、それは世界の痛みを共有していなければそのロゴスを創作できない。このときは、しかも生徒たちは教師の手から完全に離れるのである。そのことを教師はおそらく気づかないだろう。

☆気づいているのはメール(いわゆるシスター)の方々だけだ。それは子どもたちはイエスやマリアと対話しているからだ。もちろん、オカルト的な意味で言っているのではない。山頂で見渡す限り大自然という瞬間に遭遇した時、超越感覚を抱いたことがあるだろう。

☆キリスト教学校とはそういうところなのだ。しかし、大人数だと、神父やシスターが祭儀を取り仕切るから、それが生徒に伝わらない。

☆プロテスタントの普連土や女子学院も聖ドミニコ学園同様に、生徒が礼拝やミサのプログラムに参加するのである。そこで発するロゴスは、たんなるロジカルシンキングという矛盾なき言葉ではない。

☆世界はパラドキシカルである。矛盾に満ちている。それに直面した時に、ロジックはロゴスになるのだ。

☆だから、高2あたりになると、教師に自分たちで聖ドミニコの奥義をプレゼンすると提言し、ポスターセッションをし始めたりする。

☆校長も高校生全員と個人面談をする。生徒たちの息吹に耳を傾けタレントに天使の翼を見出すというのだ。

☆ビジネスの世界だけがアントレプレノイアーシップがあるのではない。学校にもある。しかし、それは教師を超える力を謙虚に受け入れている環境でしか生まれない。対話とは、当事者同士だけではなく、自分たちの力を超える世界と同時に対話することでもある。

☆この極意を体得しなければ、地球規模の問題を解決するリーダーシップを発揮できないだろう。マザーテレサ。彼女たちにとってどでかいロールモデルの一人である。

☆高3はこの時期推薦入試が始まっている。すでに上智3名、聖心6名は決定しているそうだ。パンのみにあらずであるが、霞を食べて生きていくことはできない。世俗の関心事である大学進学実績もスコブルよい。

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