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2013中学受験【12】 八雲学園 さらなる進化

☆昨日18日、八雲学園の説明会があった。すでに9月の説明会と朝礼の内容について、ご紹介したが、その両方の内容が、盛り込まれた密度の高い説明会であった。それにしても、八雲学園の説明会だけみていたら、中学受験人口が減っているという実感が全くわかないのは、やはり未来の教育を希求している保護者がまだまだいることを示唆している。

参照記事①:八雲学園 時代の不安を吹き飛ばす学校
参照記事②:八雲学園 さらなる挑戦

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☆前回の説明会の紹介で、書き込まなかった点が一つある(いやたくさんあるのだが)、それはイングリッシュパフォーマンスの直前に瞬間的に流れる映像のことである。それは、このイングリッシュパフォーマンスができるに至るプロセスの映像である。

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☆オーディションから始まって、リハに至るまで、ほんの短い間ではあるが、映し出されていた。生徒たちの試行錯誤をいとわない明るい精神、チャレンジャブルな精神は、こうしてトレーニングされ、成長しているのだというのが感じ取れる映像。

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☆八雲学園は、イベントが多いが、そのバックヤードでは、こんなプロセスがあったのだし、それをすべていっしょに教師がかかわっているのである。高密度の教育とはこういうことかと改めて実感。

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☆イングリッシュパフォーマンスは、前回同様コーラスもダンスも八雲学園の総合力を表現するものであったが、理系女子の活躍も忘れていない。このような保護者のニーズとのマッチングを盛り込むところもこころにくい。

☆さて、今回今年の説明会では行われなかった初チャレンジがあった。それは高2の生徒によるスピーチ。テーマは「私を成長させた海外研修」。

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☆八雲学園では、まず中3で全員がカリフォルニア州に研修にいく。高2の生徒は、そのときのワクワクするも本当に自分は米国体験をできるのだろうかと不安だったと回想した。しかし、その不安は、友人たちと協力することによって、そして姉妹校であるケイトスクールでの新しい出会いに支えられて、達成感に変換され、一つ大きくなったと成長を実感できたと語った。

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☆そして、高1になったとき、ホームステイに旅立ったと。中3で経験しているから大丈夫だと思ったが、中3の時のように八雲学園所有のレジデンス(別荘)にみんなで宿泊するわけではなく、果たして1人で大丈夫だろうかと、新たな不安があったようだが、世界の人々と接し、多様な価値観を体感することで、多くの人の気持ちを理解することが、法律家として望まれる法感情を養うことになるからと、チャレンジャブルな精神に支えられて、思い切ったと。将来は法学部に進みたいという意志も強かったようだ。

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☆こうして、第一関門、第二関門と通り抜けるたびに、不安を、新たな出会いと新たな体験によっと喜びに変換し、無事帰国した時に成長を実感できる自分に誇りをもち、支えてくれた先生方や友人、ホストファミリーなど多くの人に感謝する気持ちが膨らんでくると。そして次なる関門に立ち臨む覚悟ができるのだという。

☆八雲学園の生徒1人ひとりの「成長物語」のプロットタイプがプレゼンされた。高2の生徒によって、2つの体験(関門)を通して、気づいたことが見事に語られたわけだが、これは頭の中で考えられたフィクションではないから、説得力があったと思う。

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☆そして、この1人ひとりの「成長物語」は、大学に進み、社会人になってもなお続くのである。こうして同窓力の絆が強く豊かになっていくのだが、ここまで聞いて、説明会の最初の近藤校長の話の深さが再び了解できるというのが、八雲学園自体の成長物語の原動力である。

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☆近藤校長の講話のキーワードは「バランス」そして「総合力」。バランスとは教育の総合力の最適化ということ。教育は時代と無縁ではない。第二次世界大戦時代に直面した八雲学園の困難。その関門を多様な人々と出遭いながら、先生方と協力してくぐりぬけてきた。今度は中学受験戦争という熾烈な偏差値競争から身を守らねばならなかった。その競争に飲み込まれることなく適切な間合いを取りながら。その関門も通り抜けることができた。そして、今は日本の教育が大きく変わる選挙戦争を迎えていると。

☆激動の時代に翻弄されないように、間合いを取りながら、生徒の教育環境を最適化し続ける「総合力」で立ち臨むと高らかに宣言された。教育とは要素分解主義ではなく、関係全体が重要なのだと。時代のリーダーは、局地ではなく全貌を見ることができる人間力。八雲学園のさらなる進化のエネルギーそのものである。

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☆そして、ウェルカムの精神が、そのエネルギーの純度を高めてゆく。12月8日の英語祭的クリスマスへの招待状が受験生1人ひとりに贈られた。

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