« 2013中学受験【12】 八雲学園 さらなる進化 | トップページ | 2013中学受験【14】 富士見丘 未来インパクト »

2013中学受験【13】 海城の新たな挑戦

☆海城は、完全中高一貫体制になり、帰国生入試も大胆に行うようになって、来春で3年目。体制も安定し、いよいよ次なるステージを考えている。

☆にもかかわらず、受験市場はその新しい雰囲気を完全には感じていない。だから、開成や駒場東邦のように1回目は、増えるという予想は業界ではなされていない。もちろん、2回目は増えるだろうと言われているが、問題は1回目だ。

☆もしも、海城の1回目が増えれば、受験市場も新しい局面を迎えていると言えるのだが、そうでない場合は、やはり東大や医学部に何人はいったかという目安で選択がなされるということだろう。

☆開成、駒東、海城、巣鴨・・・とならんだとき、海城だけが図抜けて21世紀型教育を行っており、海外の舞台で活躍するグローバルかつジェントルマンが輩出されるのだが、受験市場は、別に海外の舞台で活躍することなど、指導要件に入っていない。

☆それゆえ、海城の新たな挑戦の価値を察知するセンサーができていない。それでも、海城の生徒募集が安泰なのは、20世紀型めがねでも見える大学合格実績がよいからである。

☆海城自身も、それはそれで、現実路線として大いに力を入れはしているが、そこしか見られていないのは本意ではない。

☆他の難関校に比べ、各種メディアで、多くの教員が海城の教育や具体的なプログラムを語り、アピールしている。これは簡単なことのように見えるが、実は学校のリスクマネージメントとしては、かなり挑戦的である。

☆というのも、たいていは、そこまでアイデンティティの共有に自信がないからである。しかし、海城は10年以上も前から、中田教頭を中心に多くのチームで、ワイガヤしながら試行錯誤してきた。この侃々諤々話し合ってきたからこそ、互いに信頼できる同僚性が豊かになったのである。

☆開成や駒東の教師は1人ひとりは優秀である。海城も同様である。しかし。大きな違いは海城の同僚性は文化的なアイデンティティのみならず、21世紀型の知も共有しているところが他校と大きく違うところだ。

☆海城の次なる挑戦は、この21世紀型教育の知の浸透である。そのためには21世紀型授業スタイルとは何か?21世紀型のテストとは何か?21世紀型の評価システムとは何か?開成や駒東に問い返すディスカッションが必要になろう。

☆そのような座談会の実現を期待している。そこから教育は大きく変わっていくだろう。

|

« 2013中学受験【12】 八雲学園 さらなる進化 | トップページ | 2013中学受験【14】 富士見丘 未来インパクト »

中学入試」カテゴリの記事