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2013中学受験【23】 文化学園大学杉並の魅力

☆先週土曜日、文化学園大学杉並中で、学校説明会が開催された。今回は社会と英語の授業体験やなぎなた部の八方振りなどを見学できるということなので、そちらに参加してみることにした。というのも、文杉は「わかる授業」で評判だし、部活は「燃えよ、価値あるものに」という理念を体現していることで有名だからである。

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参照記事)変わる教育[21] 文化学園大学杉並中高 好奇心と価値と

☆授業体験を見学して気づいたことは、社会の授業も英語の授業も、対話型の講義と協働型学習が組み合わせられている点が共通していたということである。対話型は「わかる授業」の象徴。

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☆また、講義のときに、学習ツールの創意工夫があるということも共通していた。

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☆協働学習は、タスクベースで、ゲームが活用されていた。しかも、そのゲームは種類が多く、個人→ペア→チームというステップを踏んですすんでいく。このような学習が教科横断的にできるというところが、文杉の魅力の一つである。

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☆これはおそらく構成主義的な学習観がきっちり研修されているからであろう。社会科はプロジェクトベースの学習方略だったし、英語科はSLA(第二外国語習得方法)の手法の一つであるタスクベースの学習方略が活用されていた。どちらも構成主義の学習観に支えられている。

☆構成主義的学習は、コミュニケーションを促進するために、生徒の好奇心と創意工夫を生み出すと言われている。つまり、生徒自身が自ら学び、成長していくのである。そして、この好奇心と創意工夫こそ、価値あるものに燃える精神を形成する。

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☆価値あるものを追究する姿勢は道である。なぎなた部の振りは、虚空を舞うが、それはたしかに身体を宇宙の見えない力に序破急のテンポで均衡をとっていく技であった。それにしても、文杉の生徒は明るいし、おもてなしの礼儀も自然体である。そのれはなぜか。教室に掲げられていたルールにその秘密はあった。

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☆フラットで、オープン。ケアの精神やホスピタリティで満ちている学校ということなのである。ここに文杉の生徒が輝き続ける原点があるのではあるまいか。








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