変わる教育[61] 国立大山梨大ほぼ全講義を英語化
☆読売新聞 2012年11月14日07時09分 によると、
国立大山梨大(甲府市武田)は、2016年度までに、ほぼすべての講義でテキストを英語の書籍とし、英語で講義することを決めた。全学的な講義の英語化は、国際教育に特化した大学を除けば極めて珍しい。専門性の高い分野では、学生への負担増も課題となりそうだ。
同大総務課によると、英語化するのは、日本文学など日本語の使用が必須な科目を除く全講義。来春から段階的に導入し、4年後をめどに完全移行する。
段階的導入には、教員が英語で指導する準備期間を確保することや、一斉導入による学生のテキスト購入費の急増を避ける狙いがある。入試でも、早ければ16年実施の試験から、全学部の2次試験に英語を課すなど、比重増加を検討する。
☆グローバル人材育成とかグローバル競争対応とか、東大の秋入学騒ぎもその一環であったが、他の国立大学もこの路線で多様な特色を打ち出してくる、そのトレンドである。
☆だからトレンドに右往左往するなという守旧派もいる学内の教授会でももめるのだろう。しかし、こういう大学のビジョンを決めるのは、教授会ではないのかもしれない。独法化したとはいえ、まだまだ文科大臣の権力が働いているのは、つい先日全国に放映された。それがねらいだったのかあ。
☆それはともかく、推進会議で決定できる権限がある法的根拠とか、調べる必要はあるが、ともあれ大学が変わる動きはみえてきた。
☆たまたまなのかもしれないが、2016年にセットしているというのは、今実施されている新学習指導要領が、見直される時期にも重なる。
☆大学だけではなく、小中高も合わせて変わっていくというロードマップもはっきりしているということだろう。
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