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2013中学受験【37】 首都圏中学入試始まる

☆首都圏中学入試というと1月にはいってからというイメージもあるだろう。しかし、今までも実際には11月後半から推薦入試が行われてきた。今年も11月後半から茨城県の私立中学、12月1日から千葉県の私立中学がスタート。

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☆千葉県の私立中学の中では、市川、千葉日大、専修大松戸、東邦大東邦、麗澤、芝浦工大柏、二松學舍附属柏、成田高等学校付属、渋谷教育学園幕張のように一般入試だけの学校もある。また、埼玉、神奈川、東京では、推薦入試は行わない。

☆さて、なぜこのような違いがあるのだろう。推薦入試と一般入試という入試制度上の何か問題でもあるのだろうか。

☆制度の問題ではなく、受験市場の矛盾した問題なのである。要するに完全な自由市場ではないのである。もっとも自由市場とは何かとなると大変難しい問題である。おそらく解決することはできない。

☆しかし、力の問題であるとするならば、納得のいく説明ができる。力の問題とは、だれが市場の覇権を握るかということである。その覇権の枠組みの中で市場は自由なのである。

☆では、受験市場の覇権は誰が握っているのだろうか?大手塾だろうか?私学自身だろうか?受験生の保護者だろうか?そのいずれでもない。

☆おそらく東京の男女御三家という幻想であろう。このお墨付きの影響のないところでは、推薦入試が成り立つ。茨城は完全に男女御三家はどうでもよいという私学市場が成立している。

☆千葉県の私学市場は、男女御三家の幻想にとらわれた塾とその塾が発行している偏差値にからめとられた私学が推薦入試を実施していない。

☆東京、神奈川、埼玉は、重層的な囚人のジレンマにおちいっている。もし東京男女御三家の幻想の盾が崩壊したら、もっと私学の教育の質が拡大し深まるだろうに。

☆幻想払拭のためには、いくつか方法がある。一つは、たとえばJGが2月3日に試験をする。公立中高一貫校もあたふたするだろうし、鴎友学園女子や洗足学園がさらに頭角を現すようになるだろう。となると20世紀型教育で安穏としている学校は転換せざるを得なくなる。つまり、雙葉や豊島岡が、さらにすごい教育の質を打ちだしてくるのが実に楽しみではないか。

☆あるいは、麻布も2月3日に入試をシフトする。一気に志望者回復が成立するし、浅野や公立中高一貫校も安穏としていられない。市場の原理が一挙に立ち上がるだろう。

☆あるいは、私学の中で男女御三家を越えうるインパクトのある教育を行う学校グループの出現。これは帰国生や留学の動きがキーになるだろう。

☆あるいは、完全に御三家受験生はお断りの塾が出現する。それ以外の学校にはがんがん合格者を出すというような塾。

☆あるいは、開成が50名は抽選入試を行うというのはどうだろう。ただし、論文あるいはTOEFLなどの英語のハイスコアは新入試として課して、200名に絞ったうえで50名抽選ということ。敗者復活戦はなし。つまり抽選入試を受験した生徒は開成の一般入試は受けられないとする。

☆要するに、クリエイティブクラスの人材を蓄積する工夫をするというのが目的だ。この工夫が男女御三家の幻想に縛られない茨城エリアでは可能であり、すでに土浦日大中等教育学校は未来のクリエイティブクラスの拠点である。今日午前中同校の推薦入試の合格発表があったばかりである

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