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2013中学受験【46】 富士見丘 学習する組織

☆今、富士見丘は、多様な国際交流やグローバルスタディーのプログラムを猛烈に開発しているということは、本ブログでも注目してきた。しかし、そのエネルギーはどこに蓄積されてきたのか、どのように爆発させているのかは、実際のところはわからなかった。しかし、サイトを開くとその秘密が公開されているではないか

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☆サイトを読むと、「1.科目選択制 2.授業外の特別講座 3.自主研究「5×2」 4.グローバル人材育成プログラム」の4項目についての討議、レポート作成と発表、質疑応答を経て、職員会議で代表グループがプレゼンテーションを順次行うことを決定し」実行しているということである。

☆これは、同僚性の確立。つまり相互に思考を刺激し合いながら、教育という「教師と生徒、生徒と生徒、教師と保護者、保護者と生徒、学校と社会・・・などの相互関係をとらえる」アクションを起こしているということ。教師1人ひとりが試行錯誤しながら考えてきたことを富士見丘という組織の思考システムを構築しようとするプロセスである。

☆また、ただ話し合うだけではなく、それをレポート化したりPPTでプレゼンテーションしたり、教師1人ひとりが自己を高める学びを行っているシーンでもある。自己のものの見方と学校のビジョンとの差異、またそのような差異がある学校が置かれている現状との差異に気づくことで、自己の能力向上に取り組んでいるシーンでもある。

☆この差異に気づくということは、自分の先入観あるいは組織のルーチン化した活動を改善するメンタルモデルの質の進化を促進するエネルギー差でもある。

☆そして、このメンタルモデルの対話による進化は、常に.共有ビジョンを不易流行なものとしてあらしめる。

☆このような対話こそ、互いに自らの見識や臆見をぶつけ合い、よりパブリックな目線に受け入れられるインパクトを創り出していくチームパワーを生み出すものであろう。

☆ということは、

1.システム思考(systems thinking)

2.自己マスタリー(personal mastery)

3.メンタルモデル(mental models)

4.共有ビジョン(shared vision)

5.チーム学習(team learning)

☆これら5つの要素が相互に関係している組織になっているということである。しかも、サイトに掲載されている4つの教育の柱は、すべて生徒の学びの柱であり、おそらくそれぞれがまた関係を構築している。いわば動的平衡という循環が学校中に広がっているということである。これが富士見丘の教育のエネルギーを生み出す仕組みなのである。

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☆このような同僚、同窓全体を巻き込む組織=社会システムのことを、ハーバード大学のクリス・アージリスやマサチューセッツ工科大学(MIT)のピーター・センゲは、「学習する組織」と呼んでいる。この組織のマネジメントが最もうまく回転し成功を収めているのがグーグルである。グーグルの有名な20%ルールは、富士見丘の場合、「自主研究5×2」であろう。今回は、まだ「1.科目選択制」の内容についてしか公開されていないが、順次サイトで閲覧できるようになるだろう。楽しみである。

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