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2013中学受験【50】 東京純心 BIG6ベース探究型学習

☆「ネッティランドかわら版(2012年12月号)」のアーカイブをさらに繰っていくと「東京純心」の記事が目に入った。オオー♪BIG6ベースの知を採用しているのかと感動

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☆BIG6とは、米国の子どもたちが、氾濫するInformation Problemに絡みとられないようにする図書館情報学のシチズンシッププログラム。日本でも公立私立問わず図書館司書や司書教諭の中で浸透しつつあるプログラムである。

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☆この本のもくじは、ちょうど東京純心の先のマインドマップに対応している。そして多くの私立学校でも取り入れている。明大明治やかえつ有明の図書館でもBIG6のプログラムについて展示されている。

☆ただし、東京純心のように、ここまで教科横断的になっているかどうかは、学校によって違いがあるだろう。明大明治は、総合学習との関連は色濃いが、それぞれの教科まで浸透しているかどうかはわからない。

☆逆にかえつ有明は、浸透の仕方が純心と大きく差異があり、そこが最近の人気上昇の理由でもある。というのは、純心のプログラムはタスクベースで何をやっているかというのはわかりやすいのだが、それがどうして機能するのか、生徒1人ひとりの思考のプロセスを見える化していない。

☆かえつ有明は認知科学ベースだから、思考のプロセスの見える化つまり学びの方法論ベースの探求型プログラムを構築している。

☆どちらのプログラムが優れているかどうかは問題ではない。純心のようにタスクベースという体験中心のプログラムも魅力的だし、かえつ有明のように思考力ベースの認知科学的なプログラムも魅力的である。

☆大事なことは、プログラムの方法論の多様性について競い合う時代になればよいということである。受験生の保護者には、まだまだ難しいと言われそうだが、それは錯覚である。グローバル企業やサバイブしようとしている企業で活躍している父親や母親は、学びの方法論の価値を知り抜いている。目先の利益を追っているような企業はまず未来がないということを親の方がよく知っているのである。

☆そのような親が結集している親会「世界で活躍できる子どもを育てる親の会」で、今度「ネッティランドかわら版」の読み方についてディスカッションしてみたい。大いに興味を持たれるに違いない。

Oyakai

☆受験市場とは違う「教育の質市場形成」に同誌は貢献するだろう。21世紀型教育市場の前にまずは教育の質市場であるグッドスクール市場が必要である。その予兆を同誌は投げかけている。今のところ受験市場>グッドスクール市場>21世紀型教育市場という包摂関係で、東京純心は受験市場>グッドスクール市場に位置するのかもしれない。明大明治はその中間。かえつ有明は受験市場にもグッドスクール市場にも21世紀型教育市場のいずれにも位置しているだろう。

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