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2013中学受験【53】 土浦日大中等教育学校 本当のグローバルリーダーの意味 ②

☆土浦日本大学中等教育学校は、ものの見方考え方という本質的な点でグローバルリーダーを育成することだろうと紹介した。しかし、それには育つ土壌として教育システムが必要である。

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☆なぜシステムが必要であるかというと、それはシステムがなくても、家庭の環境とか、その生徒のもともとの才能とかで、たまたまグローバルな視野を身につけ、グローバルリーダーになるべく海外の大学や国内で自分の才能を活かせる大学に進むということはどんなところでもある。

☆たとえば、本郷という男子校からは、昨年イギリスの大学に6名進学した。しかし、本郷自身は海外大学進学のためのシステムを有しているかというと、そうではない。海外大学進学は、国大大学進学のための塾・予備校があるように、エージェント機関があって、そこに友人どうしがかたまって通って、そのようなコースを見つけるということもあるだろう。

☆これはこれでよいが、私立学校というのは、時代の精神を受けとめながら不易流行を保守していくところであるから、このグローバルな時代、つまり先進国全体が抱えているロジスティック曲線を描く閉塞的な安定期がもたらす経済危機、心理学的危機を、グローバルなサーバントリーダーシップと科学的なものの見方を統合しながら世界を読み、世界を変える人材を輩出する使命がある。

☆それには教育システム全体がそのような仕組みになっていなければ、学校全体として取り組んでいるとはいえないのだ。

☆その点、土浦日本大学教育学校は、サイトにあるような明確なシステムを形成してきた。これは帰国生の話だけではないかと言われるかもしれないが、大事なことはこのシステムがあるということは、同校の教育システム全体にこの環境があるということである。このシステムに国内生も参加しているわけであるから、当然海外の大学に進学したいとなれば、それは外部エージェントという予備校に行かずに、学校がサポートできる体制があるということを意味しているのだ。

☆それからこれが決定的に大事なことであるが、このようなシステムがあるということは、海外からの留学生を受け入れることができるということである。韓国や中国、日本をはじめ多くの国からアメリカの大学に80万人弱留学している。世界の大学には400万人弱の若者が留学している。

☆日本の大学生は200万人(1年から4年まで)くらいいるだろうが、この学生がいつになったら留学生のような視点を持つことができるのだろうか。一握りの学生だけが個人で世界に立ち臨むという時代だろうか。そうではないと政財官は叫んでいるが、彼らは補助金を充実し、一部の生徒にその環境を与え、それを突破口にしようとしているが、それは明治時代の国費留学の発想とどこが違うのだろうか。

☆そういう意味では、土浦日本大学中等教育学校は、在校生全員のみならず、世界の国々の生徒にそのチャンスを開いているシステムを形成しているということなのだ。スイスのある有名インターナショナルスクールに通わせるのに年間800万もかかる。しかし、土浦日本大学中等教育学校は、そこに行かずして、それ以上の教育が可能なのだ。

☆広尾学園やかえつ有明のような学校と同様、土浦日本大学中等教育学校も21世紀型教育を拓くモデル校の一つなのである。この事態に気づいた受験生・保護者は先見の明があるということになろう。

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