2013中学受験【53】 富士見丘 大学合格実績着々
☆富士見丘のサイトに、現状の大学合格実績が公開されている。もちろん、現段階であるから、公募推薦入試やAO入試の結果であるが、今からこの状況であると、一般入試の結果はさらに期待がもてる。
☆昨年の富士見丘の大学合格実績も目覚ましかった。大学合格実績というのは、生徒1人ひとりの努力にかかっているが、学校の教育力の影響も大きい。
☆ということは、富士見丘の教育力がますます向上しているわけであるから、期待がもてるということだろう。
☆富士見丘の教育の質が向上しているのは、サイトで了解できる。たとえば、アカデミックイングリッシュというオールイングリッシュで学ぶ講座が設置され、そこで学んでいる生徒のインタビュー記事が公開されているが、そのコミュニケーションの質の高さは教育の質を反映しているのではないだろうか。
☆いやしかし、今年の実績には新設の講座は寄与していないのではないかと問われるかもしれない。たしかに表面的にはそうであるが、教育というのは突然プログラムが生まれるわけではない。久しい間、試行錯誤され暗黙知としてパワーが充電されたあとにプログラムとして形式知化されるものである。
☆今年富士見丘はその暗黙知を学内でブラッシュアップし形式知化している。その模様もサイトで公開されている。
☆さらに決定的なのは、画期的なグローバルスタディプログラムのロードマップが公開されているということである。
☆結果がでるには、教育力というプロセスがある。偏差値はその教育力を反映していない。入学前の模擬試験の結果にすぎない。その偏差値が、大学合格実績に全く相関していないことは、ちょっと想像すればすぐにわかることだ。
☆相関しているのは、日々の教育力であり、教育のプロセスである。学校選択の時にそこを見なければならないとは、多くの保護者は理解している。しかし、そこを説明会や受験情報で知ることはなかなか難しい。限られた時間、限られた紙片で発信するには内容が重たいからである。
☆しかし、それだけに知りたい情報なのである。その情報発信のツールとして学校のサイトは大変パワフルなのである。したがって、富士見丘のようにサイトで教育の質を自己表現している学校こそ教育の質が高いと推察できるのではないだろうか。
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