ブラウン大学の学生の活動③
☆鳩山政権についてインパクトある風刺カバーを出版したThe Economistの記憶は新しい。そして、このリーダー不在にウンザリして自民党に政権を奪還させた私たちでもあるが、それは鳩山政権だけの話ではないことは、私たちも知っている。
☆3.11以降、確かに決められないリーダーが目立ったのは、民主党だったが、その背景に官僚や天下りのシステムの歪みがあるのはメディアで毎日のように報道されたし、いじめをめぐる教育委員会や学校の答弁の無責任さは他人事ではすまされない痛みを共有したし、今もしている。
☆ブラウン大学は、リベラルアーツ大学である。リベラルアーツはリーダーシップを育成する。だから、精神を鍛えるだけではなく、スポーツもボランティアも何でもやるのであると。小谷さんは、そのために自分を極限にまで追い込んでやるのだと。1週間で睡眠時間は6時間もなかったぐらい追い込む。そこで見えてくるサムシングがある。そのことを、熊平さんは内観すると呼んでいた。
☆内観とはリフレクションのことだと思っていたが、小谷さんの体験を聞いて極限状態で善なる目的に志向しているときに自然と生まれる瞑想状況のことなのだ気づいた。さあ、振り返りましょうとかメディテーションやりましょうということなのではない。そんな簡単な外的な指示によるものではない。極限状態において内発的に生まれ出ずるものなのである。
☆そしてその状態こそが、自分たちのやりたいことのためにやっている状態なのだそうだ。自分のやりたいことを真剣にやる。これは超自分勝手でもあると2人は語る。
☆もし日本だったら、自分勝手と表現しただけで、そんな活動を認めないだろう。とことん自分勝手な道を邁進する。極限状態にいたることも厭わないで。するとそれをサポートするブラウン大学の教授やスタッフがでてくるというのである。
☆そしてこれがリーダーシップの神髄であるというのだ。いったいどういうことなのだろう?まったくもってパラドキシカルで、実におもしろいアイデアではないか。
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