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2013中学受験【92】 首都圏応募者動向 1月22日

☆昨年の22日は日曜日だったので、データがない。そこで昨年の23日と対比。

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☆東京の公立中高一貫校の公表が本日23日以降だから、22日現在では、まだ全体像は見えてこないが、神奈川、埼玉、千葉、茨城エリアの応募情勢はだいたい固まってきたかもしれない。

☆慶応普通部は、応募を締め切った。前年対比98%。栄光も浅野も締め切っているが、どちらも前年対比はおよそ94%。神奈川エリアの男子で応募を増やしているのは、サレジオ学院A試験。Bはまだ前年比51%ぐらいだから、両試験全体で増えるかどうかはこれから。

☆千葉・茨城エリアでは、渋谷教育幕張、東邦大東邦、芝浦工大柏に受験生が集中している。

☆埼玉エリアでは、西武文理が栄東同様勢いがよい。

☆東京エリアで勢いのよい学校は、女子校では晃華、共学校では早稲田実業、都市大等々力である。男子校では、そこまで勢いのよい学校はまだでてきていない。

☆四谷大塚で、入試問題が公開されているから、大変助かるが、それにしても渋谷幕張の入試問題はオーソドックス。偏差値69とか71とか表記されているが、そういう層の生徒の思考力をワクワクさせるような問題ではない。入試問題は学校の顔である。

☆しかしながら、入試問題からは、このレベルの学校の思考力や創造力を解き放つようなシラバスがあるのかどうかは見えてこない。入試問題とシラバスと大学合格実績の一貫性というものが感じられない。

☆しかし、生徒は優秀だし、たしかに高度な論文編集指導も行われている。渋谷教育幕張の入試問題は、大量の生徒募集を見込むために、入試問題は模擬試験化するというマーケティング戦略をとり、渋谷教育幕張のノーブレス・オブリージュ的教育の質は、入学してからという割り切った考え方なのだろう。

☆これだけの学校であるから、≪私学の系譜≫としての一貫性をつい求めたくなるが、ポストモダンの時代がまだまだ続く時代である。功利主義的で価値相対主義なコンセプトで学校経営する方が賢い選択であるということか。

☆西武文理のように一貫性を形成しようと進路指導部の先生方ががんばっているところを見ているから、気になってしまうのかもしれない。この一貫性は<coherence>といって、理論物理学者デヴィット・ボームの考え方を象徴する言葉。西武文理の進路指導部が創っている新しい学びは、この一貫性を大事にしている。ボームは、この一貫性が暗黙の領域から生まれ出るには、対話が重要なのだと。新しい学びの対話はαでありωである。

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