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2013中学受験【99】 よるべんに 灘校生のTehuくん登場

☆今朝(といっても夜中)、TBSの「よるべん」に、灘校生のTehuくんが登場していた。アプリを自在につくり、編集会議に、出版に飛行機で新幹線で東京と往復。翻訳もし、USTREAMで自分で放送もしてしまう。移動や通信のインフラを自在に活用。

☆アプリのダウンロードは150万件!でもおもしろいのは、これらすべて、灘の学校生活もしてうえで、同時進行しているということ。Web時代だからだろうが、世間のニュースにも気を配り、この時期中学受験やセンター試験のこともブログに書き込んでいる。中学受験生にエールも送っているのがまた「いいね!」。

☆心理学的なトークも、忘れずに挿入しているところがおもしろい。少し違ったことを言う。当たり前のことを言わない。これはでも灘校生の特徴かもしれない。つまり「自己確認」のための問いや解答はつまらないというより、コストの無駄。わかりきったことには意味を見出さない。

☆つねに自己創造の問いや解答でないと、資産価値がないという発想だろう。それは「よるべん」のスタッフとアプリのアイデアについてやりとりしているときに、チラリと見えた。そのアイデアは「既存」ですと明快に回答しているところあたり、おもしろいし、劇団ひとりのモチベーションを上げるシナリオ編集も「いいね!」。

☆東浩紀氏とはまた違うけれど、中学受験のプロフィールを語るところが似ている。これは明らかに、この世代の学びの履歴であり、この世代の特徴を言い当てる一つの要素。中学受験を文化的次元で語るのが特徴ということ。良し悪しは別にして、この世代の知識人・文化人のクラスを語る一要素。

☆ただし、東浩紀さんとは違い、哲学を科目にしていない。大学の先生でないから、当然だが、Tehuくんの哲学は、アプリを創る工程に広がっていた。3分で簡単なアプリの作り方を見える化していたけれど、哲学という暗黙の領域からクリエイティブな思想を見える化するときに、自然言語ではなくアプリ言語で語るところが軽くて「いいね!」ということ。

☆自然言語に依存している私たち団塊・断層の世代が、多様な人工言語を操るTehuくん世代の表現を理解できるのだろうか?これは英語の問題よりも大きな問題かもしれない。そんなときに、センター試験で現代文として小林秀雄の作品を出題してもよいのだろうか。

☆それはともあれ、Tehuくんが確実に知識の組み合わせによって新たな知識を生み出すという哲学活動をやっていることは間違いない。アプリやソーシャルメディアを活用した新しいクリエイティブクラスのメンバー登場ということか。

☆それにしても、これが可能なのは、灘校の教育の柔軟さ。ノートパソコン持ち込んで授業を受けるのも可能だし、携帯を校内に持ち込み、昼休みに利用することも可であるということだった。インディペンデントシンカーの集団だから当然なのかもしれないが、他の学校もこうありたい。構えずにナチュラルにやりたいものだ。

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