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バック・トゥ・ザ・フューチャー? ラジカル・ナショナリスト?

☆The Economist(2013.01.05)によると、第二次安倍政権を「保守主義」というのは間違っている、「ラジカル・ナショナリスト」の内閣だと評している。国防、靖国、上限なきバラマキ、憲法改正、原発稼働見直し・・・。昔のやり方で経済復興を考えているのだと。

☆閣僚の中でも、下村文科大臣を取り上げ、村山談話を見直せと言っていることに言及している。この下村発言は、2006年にすでに宣言したもので、やはり第一次安倍内閣のときの話である。そして、この年戦後教育基本法は改正されたのだ。

☆国内の政治評論家の見方とは真逆だ。消去法選挙であるが、経済復興に期待をしようではないかというのが、現状の流れである。もっとも、民主党が政権をとったときも、期待していると言っていたから、今年の夏までにどう変わるかわからない。

☆今朝BS1の世界のニュースを見ていたら、パリのバージンが破たんということだった。スイスの老舗銀行も破たんすると。前者はCDや書籍が、ネットショップに圧倒されてしまったということらしい。後者は、米国による脱税ほう助を追及されてということらしい。

☆日本の1人当たりの借金はギリシャの倍である。昔のやりかたではすでに通用しない。また、ラディカルナショナリズムは、市民によるグローバリゼーションとは真逆の考え方だ。それで、隣国と親交回復ができるはずがない。

☆金と権威でなんとかなる時代ではないだろう。米国でも、3月1日に期日が訪れる歳出の「強制削減措置」と債務上限を巡る次の崖が待っている。お金がないのに、使うだけ使うという発想は、むしろ自民党に近いのだろうか。いずれにしても、これも難しい、

☆それともリセットしてしまえということなのだろうか。それとも、私たちは、一握りのラディカル・ナショナリストの治める国家を見捨てなければならないのだろうか。

☆「国家と個人」という近代のテーマは、「個人と国家」というテーマに転換しようとしていることだけは確かなようである。

☆新しい個人のコンセプトの模索の時代が始まったということだろう。いずれにしても、学びやリサーチを、誰にも言われなくても、個人がやらねばならない。お上から与えられた知識や情報を待っていたのでは、自分たちの子どもを守ることができない時代に本格的に突入した。

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