学校選択のための新しいタイプ分類 「共学校」
☆女子校同様、筑駒のような超リバタリアンの学校はないので、例外なく分類することができたが、本来男女区分のカテゴリーは制度的項目であるのに、かえつ有明は、その制度論的枠組みをリフォームしているのである。共学だが、授業は別学というのは、シングルスクール→共学校の次に来る新たな制度である。
☆制度とは、なにも法律だけのことを言うわけではない。システムそのもののことだ。ただ、習慣化されたシステムは、変えなければならないということにすら気づかないのが一般。クリティカルシンキングの教育を標榜しているだけのことはある。
☆そして土浦日大中等教育学校の教育も破格。渋谷教育学園グループが、学校全体と言うよりは、大量の帰国生のリソースをテコに教育の質を向上させているのに対し、土浦中等教育学校のグローバルな教育は、生徒全員が参加できるのだ。
☆また、広尾学園もまた別格であるのは、世に有名だし、本ブログでも注目してきたが、この間のカンファレンスに参加した教育ジャーナリストたちも、ここまでICT教育を促進している学校は日本にはないと驚嘆していたほど。
☆順天、桜丘もこのような共学校と切磋琢磨しているから今後が楽しみである。そして、工学院。昨年125周年記念を迎え、その原点を東京駅丸の内駅舎とその周りの三菱地所エリアに見いだしている。19世紀末の関数的哲学とアールヌーボと啓蒙思想という≪私学の系譜≫の再確認である。そして、なんとこの学校の校訓は筑駒と同じなのである。ただし、≪私学の系譜≫であるから、超リバタリアン学校ではなく、コミュニタリアニズム教育=学んだ力×学ぶ力×学ぼうとする力×ともに学ぶ力を養う教育への道が開かれている。メーカーズを含むクリエイティブクラスをいち早く形成する学校として、今後期待がもてる。
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