学校選択のための新しいタイプ分類 「女子校」
☆女子校には、筑駒のような超リバタリアンの学校はないので、例外なく、G型学校とJ型学校を分けることができた。
☆これをみると、キリスト教学校が必ずしもG型学校でないことがわかる。これは、学校経営が、修道会ではなく、学校法人という形をとるから、そこにGAPが生まれているということだろう。
☆たとえば、湘南白百合は、G型学校であるが、白百合はJ型学校である。修道会が同じだから、両方ともG型学校になってもよいと思いがちだが、おそらく理事会や評議委員会の質が違うのだろう。
☆それにキリスト教は、必ずしも黄金律を普遍的に適応させない。これについては、私が言うまでもなく欧米社会学者の中で、常に言われてきたことである。ローカルな普遍ということ。黄金律を物象化してしまうことがある。この傾向に対し、常に宗教戦争や宗教改革があったわけだし、今もあるのだから、日本のキリスト教学校だけの問題ではない。
☆ただ、キリスト教の学校を選択する際に、キリスト教精神も含んだうえで選ぶのなら、J型キリスト教学校を選択すると、自分の子どもの思春期が大きな「転移」のプロセスを経ることにもなりかねないことは、よくよく考えたほうがよい。
☆なぜ、こんなことを言うかというと、ちょっと周りをみただけで、子どもをめぐる環境が著しく変わっていることに気づくだろう。経済問題だけではなく、精神の問題。景気が悪いということは、自然と社会と精神が生態学的なつながりを喪失した状況がはっきり現れているということなのである。
☆東大、早稲田、慶応に入っても、この循環を自ら構築できるコンセプトを持たないままでいると、「転移」を変換するリンクスを見つけられないのだ。
☆実際に、中高で、今までにないような編転入が起きている。今までは、通信制高校というエリア内で解決してきたが、一般の学校でも起きてきているのである。不登校、いじめ、それに関係する壮絶な「転移」状態は、露わになってきている。
☆もともとこの状況を前の自民党時代に特区という制度で掘り起こしたのは下村氏である。今回は文科大臣であるから、通信制高校にただ任せるだけではなく、全体に問題意識を拡大することになるのは、論理的には明快なのだが。。。
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