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中学入試市場の未来【06】 本日「第10回21会」開催in富士見丘

☆本日富士見丘で、「第10回21会(21世紀型教育を創る会)」が開催される。

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*第9回21会in広尾学園

☆今年度の中学入試も終わり、中学受験市場の冷え込み方の原因を経済的要因に帰するのみではなく、時代が何を要請しているか受け止めながら、新しい中学入試市場を創出しようという集まりが21会である。

☆もちろん、私立学校のいう「市場」とは、市場原理主義的な意味ではない。私学人渋沢栄一の語ってきた「論語と算盤」、嘉悦孝が提唱した「怒るな働け」という普遍的倫理観に基づいた市場である。

☆この普遍的という尺度は、言うまでもなく絶対のものではない。それがゆえに健全な市場で、その尺度の正当性、信頼性、妥当性をチェックしながら、教育の質を高めていこういう理念である。

☆20世紀は、市場の原理の浸透した時代であり、冷戦終焉後、それはほぼ明らかになったのだが、前半にあらゆる分野で生まれ出でた知識がいつのまにか学校化社会の中で物質化・商品化し、新しいアイデアを生み出さなくなってしまった。

☆そのため、そのような既知のものに対する適応性や組合せだけで優位性を競い。既知のものを進化させることが、学校化社会の中で停止してしまっていた。そこに市場の原理は稼働しない。

☆しかし、一方でそんな学校化社会を無化してしまうグローバルな怪物が新しい産業社会やクリエイティブクラスから生まれ、その怪物をコントロールする新たな知識や技術が必要な知識基盤社会が到来してしまったのが21世紀である。

☆新しい知識が躍動しているときは、レクチャー型の講義もアクティブに聞くことができたが、学校化社会で、もはや常識化してしまった知識は、レクチャーではパッシブにしか受け入れられない。20世紀型教育というのは、ある意味90%の生徒や人材が脳が活性化していない状態を続け停滞してきたのである。

☆しかし、グローバルな状況は、新しい情報や文化の交流において20世紀型教育では対応できないダイナミックな変化をもたらした。その結果、未知のものにどう適応できるのかというアクティブでエンパワーメントする学びが必要とされるようになった。

☆そのような学びはいかにして可能なのか?それを追究してきたのが「21世紀型教育を創る会」=「21会」である。

☆このグローバルなスタンダードに対応するのみならず、それ自体も創り出す教育機関コンソーシアムが、同志を募ってできたのである。

☆複雑な交渉や人間関係を創り出す対話力、それを世界に通じるように媒体する道具としての高度な英語力を育成するプログラムを追求してきた。

☆そのプログラムはPILとPBLであり、IBのディプロマの一つであるTOKのような哲学対話がベースになるところまで、参加メンバー校それぞれで、実験は進んでいる。

☆そして、そのようなプログラムが存在すれば、入試は学校の顔であるから、未知なる知識を活用して思考する中学入試問題が誕生し、そのような能力を要する国際教養系の大学に多数合格する成果もあげてきた。

☆この同志の集いである21会が2013年度にパワフルになるのはいかにして可能か!このことについて、今日会議が行われる。大事なことは自分の学校がサバイブするために20世紀型教育ベースで大学進学実績をいかにだすかではなく、未知なる世界を思考できる人材を育成する教育をいかに開発できるかなのである。

☆その至高の志に共鳴して参加している教育産業もある。このような正当な私立学校とともに未来を形作る可能性を生きる親も将来は参加する予定。実際には21会校の在校生や保護者は、すでに参加していることになるのだが。私立学校の中学入試市場は、目先の利益を目的とするのではなく、足元を照らし未来を見通す複眼思考を回転させる21会型市場にシフトしていかねばならない。いや、それが時代の要請ならば、そう成るはずなのである。

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