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2013中学受験【124】 東京 公立中高一貫校 本日適性検査

☆2月3日、東京の公立中高一貫校は一斉に適性検査を実施。一般枠で、最も応募者増加率が高かった桜修館に行ってみた。

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☆朝7時には、各塾が勢ぞろい。知り合いもいたので、インタビューしてみた。

Q:なぜ桜修館はこんなに人気なのか?

A:理念がしっかりしていて、私学に近い雰囲気があるし、なんといっても東大実績。

Q:やっぱり東大?

A:東大を10人くらいだしていれば、人気は保てるからね。

Q:それだと、勝ち組負け組はっきりするよね。東大の定員3000人ちょっとだしね。

A:そうなっているよすでに。今年は偏差値60以上は好調。50から55も好調。55~60は、その層が60以上受けているから、昨年比は減っているという現象だな。

Q:首都圏全般がそうなの?

A:いや東京だけだね。他は全体的に減っている。

Q:なぜ?

A:特に神奈川は変わろうとしないからね。

Q:東京は変わったの?

A:安田なんかは、校長が変わって雰囲気が変わり、大学実績飛躍している。高輪も、大学実績はすごいし、立地がよいよね。

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☆なるほど、東大!リーダー!立地!という見方である。グローバルな要素は話題に出なかった。

Q:それだと、中学受験のマーケットはやっぱり縮小しているということ。

A:そうだよ。だからこうやって、ここに塾が集結しているのではないかい。

Q:公立中高一貫校のマーケットは、従来の中学受験市場とどう違うの?

A:そりゃあ定員にたいして7倍だよ。14%の生徒は入学するけれど、86%の生徒は高校受験のマーケットにシフトする。進学重点校に向かって、塾は受け入れるわけだから。

Q:結局東大への道が公立のシステムに複数あるということか。

A:中学からと高校からというシステムだね。中学受験専門塾はたまったものではない。

Q:それで問題解決の道は?

A:個別と動画配信がトレンドということかな。

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☆つまり、塾は≪私学の系譜≫などどうでもよいのである。東大への道として、公立中高一貫校、公立進学重点高校、上位の私立中高一貫校のコースをマーケットにしているだけなのだ。

☆上位というからには、そうでないところはどうするのか?独自の私学市場を創る以外に問題解決の道はないだろう。そのためには、東大への道システム強化のツールである模擬試験型入試以外のイノベーションが必要ということ。かといって適性検査型入試では、公立中高一貫校の受け皿校になってしまう。したがって、新しい思考力育成型入試を開発するしかない。

☆模擬試験型を20世紀型、適性検査のような考える問題も出題する試験を20.5世紀型、完全にIBのような思考力だけの問題を出題する試験を21世紀型とすると、これらすべての組み合わせで対応していくことが肝要である。

☆この組み合わせを行ったところが、かえつ有明、聖学院、広尾、文化学園大学杉並、佼成学園女子であるが、ベストバランスで勝利したのは、今年はかえつ有明である。このような学校の取り組みが、課題をチャンスに変える新しい私学市場を形成するトリガーになるだろう。2015年は、東大への道システム市場vs未来対応私学市場という構図になっているだろう。

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