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2013中学受験【127】 中学受験市場 本格的に変わる兆し

読売新聞(2013年2月1日)によると

不景気の影響や「脱ゆとり」によって公立が見直され、進学塾の推計によると、首都圏の私立中受験者数は、昨年から減少に転じた。一方、難関校や大学付属校に加え、生き残りをかけて進学重視へ教育方針を転換するなどした「リニューアル校」が受験生を増やしているという。

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☆読売が挙げている「リニューアル校」は上記表の5校。サピックス、日能研の両塾の合格者は、これらの学校の総定員を超えてしまている。

☆したがって、ここに何らかの中学受験市場の変化の起爆剤が埋め込まれていると想定しても構わないだろう。

☆読売の記事は、まったく教育改革の大事な点を無視して、受験市場と同化した視点で書かれているから、この記事からは何の変化の兆しも読み取れない。簡単に言えば、これらの学校は、ミニ開成やミニ桜蔭としてリニューアルしたから受験市場縮小の中でも注目されたのだと言っているのである。

☆しかし、これらの中に、2.5校だけ、そうでないと主張する学校がある。読売の言う意味でのリニューアルは、時代の要請に反する方向に進むことであり、今さえよければよいという話だろう。しかし、その2.5校は時代の要請に耳を澄まして、時代の進む方向とコラボしようというダイナミックな学校。

☆すべての塾がサピックスや日能研のようなコンセプトではない。時代の要請に耳を傾ける塾もある。だから個別やサテライトなど1人ひとりの生徒の才能を引き出すのをサポートしたいという塾が市場を新しく開拓しているのである。

☆上記の表を見て、そのような塾も巻き込んでいる学校があるのがわかるだろうか?2.5校を選択した受験生の親が、そのことを一番知っている。これらの学校を選択した親は、今やすっかりマジョリティであるが、数年前までの親は、いわゆるアーリーアダプターである。

☆この間、そのお母さんからお話を伺った。「入学する前までは、やはり期待と不安が半々でしたが、入学後、自分の子どもの成長を見ていて、自分の心の中にあった20世紀型受験教育の幻想が音を立てて崩れていきました。今は確信に変わっていますと。

☆20世紀型教育の幻想が音を立てて崩れる時が、やってきたということなのだろう。2.5校が3校にセットされたときそれは加速するのだ。

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